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ひみつきちパート2

ぱんぱかぱーん!

おめでとうございます!

いやーおめでたい!実におめでたい!

え?何がそんなにおめでたいかって?

ふふ〜んそれはですね!


◇◇◇


「ノア完成したぞ!」


「?なにがでしゅか?」


「スイーツ研究チーム専用の厨房だ!」


な、なんだってぇぇぇ!?


◇◇◇


と、いうわけで!僕たち専用の厨房が完成しましたー!いえーい!ドンドンパフパフー!

いつも通りジンさんに抱っこされて、食堂で朝ご飯の列に並べばイワンさんから告げられたニュースに一瞬頭がフリーズした。

工事を請け負ってくれた大工さん達にスイーツを差し入れしまくった結果、スケジュールよりもかなり早く完成したそうです。

気遣いって大事だね!え?ただのワイロだろって?…何か問題がありますか?(開き直り)

話を戻して。朝一番の朗報にテンションはマックス!

朝飯を食ったら見に行くぞ!とのことなので、絶品朝ご飯を味わいつつも急いで完食し、イワンさんのもとへ向かう。

そこにはクリスさんも待っていた。


「おはようノア君。厨房のこと聞いた?」


「あい!」


「よっしゃ!それじゃ早速行くぞ!」


「おー!」


◇◇◇


ジンさんからイワンさんに抱っこをバトンタッチされて案内されたのは、なんと僕の秘密基地のすぐ隣りだった。

壁には『スイーツ研究チーム』のプレートが嵌ってる。

両開きのドアはパネル式のロックが設置されていて、登録された人しか出入り出来ないようになっている。

イワンさんがパネルに手を当てるとピカッと光ってドアが開いた。


「ここが俺達の新しい城だ!」


「ほわぁー!」


「うわあ〜凄い!」


清潔感のある白い壁に、ずらりと並ぶオーブンとキュウちゃん。

食堂の厨房に置いてあるのとはちょっと違うように見える。

それもそのはず、ドミニクさんに頼んで作ってもらった特注品だそう。ありがとうドミニクさん!

冷蔵庫も業務用の大型のものが設置されている。

コンロはなんと10口!…そんなにいるかなと思ったのはナイショ。

1番僕の目をひいたのはケーキクーラーならぬケーキクーラー棚。

焼き立てのケーキがここにずらりと並ぶ光景が頭に浮かぶ。はわあ!なんて素敵な景色なんだ!早く見たい!

壁際に作り付けられた棚には小麦粉をはじめとした製菓材料がぎっしりと詰められている。

部屋の中央にある大理石みたいな白い石の作業台はすごく大きくて5人並んでも余裕だ。

ん?5人って誰って?イワンさん、クリスさん、ジンさん、アルベルトさん、それから僕だよ。

え?0・5人だろって?うるさいな。すぐに大きくなるもん!

作業台の下には僕用の踏み台が置いてある。これで皆と並んで作業ができる。やったね!

部屋の一角には本棚がある。

そこには、今まで作ったスイーツのレシピをまとめたノートが入ってる。

もっとノートを増やせるようにこれからも頑張ってスイーツをたくさん作らねば!

そしてテーブルと6脚の椅子。ここで試食するわけですね。

そばには小さな棚があり、花がらのティーポットとティーカップが並んでる。可愛いなあ。使うのが楽しみだ。

そして内扉が1枚。こちらなんと、僕の秘密基地と繋がっているのです!より秘密基地感が増すね!わくわく

大興奮の僕とクリスさん。イワンさんは施工中何度も顔を出していたらしいし、最終確認もしているから、落ち着いた様子で僕らを見ている。


「しゅごい!しゅごい!」


「本当に凄いですね!」


「魔工品の動作確認も済ませてある。今からでもスイーツ作りが出来るぞ!」


なんだってぇぇぇ!

そんなこと言われたら、是が非でも作りたくなるじゃないですか!

何を作る?何を作る!?わくわく!

何を作るか全く思いつかないとか口が裂けても言えない←


今日も読んでくださる皆様に感謝します

ありがとうございます


そして誤字報告もありがとうございます

非常に助かっております

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