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おいしいごはんはせいぎです

「おう、邪魔するぞー」


お腹をさすさすしてると、良い匂いと共にぽっちゃり且つガッシリとしたおじさんが入ってきた。

もしかしなくとも僕のご飯ですね!待ってました!


「すまん料理長。手間をかける」


「いんや、このくらい問題ないさ。で、その子が噂のおチビちゃんか」


「はじめまちて、ぼくノアでしゅ」


この人が料理長さんか。ニコニコ笑顔で挨拶する。

第一印象は大事ですよ!僕の笑顔が火をふくぜ!


「おう。俺はここで料理長やってるイワンだ。よろしくなノア」


「あい。イワンしゃん、おいしいごはんありがとうございましゅ。おなかペコペコでしゅ」


さっきから殺人的に良い匂いがしてて、我慢できんのだよ!早くご飯プリーズ!


「はっはっは!そうかそうか、待たせて悪かったな。さ、たんと食え」


そう言ってベッドテーブルにイワンさんがセットしてくれたのは肉団子と野菜がたっぷり入ったスープとパン、うさちゃんカットされたリンゴっぽいもの。

ジンさんとアルベルトさんの分にはうさちゃんは無かった。

そしてリンクスの分の料理は無かった。まぁ当たり前だよね。

リンクスはぶうぶう言ってるがジンさんとアルベルトさんに睨まれてマッハで出ていった。さらばリンクス。

てゆーかうさちゃんリンゴってこっちの世界にもあるんだ。おっといかんスープちゃんが食べて食べて~と僕を待っている!


「いたらきましゅ!」


ん~美味しい!野菜はどれも小さくカットされていて食べやすい。多分普通より柔らかく煮てあるんだろう。でも噛みごたえもちゃんと残ってる。

肉団子もこれまた美味しい!全体的にあっさりとした味付けだがこれも多分、小さい子供用に調整してくれてるんだろうな。いい仕事しますなイワンさん。

パンはフワフワもちもち。うさちゃんはまんまリンゴだった。これまたジューシーで美味しい!

このリンゴでジャムやパイ作ったら最高に美味しいだろうなあ。ねだってみようかな。


「ごちしょうしゃまでした。イワンしゃん、とってもとってもおいしかったでしゅ!」


「そうかそうか美味かったか!それはなによりだ!」


食べ終わるまで見守ってくれているイワンさんに感謝と感想を伝える。ノア君大満足です。

もう僕の胃袋はイワンさんのお料理じゃなきゃ満足できない気がするよ。

なので一生ここにおいてくださいねジンさん!


自分の中ではうさちゃんリンゴはなんとなく病人食のイメージです。風邪の時だけ食べられる。

皆様、今日も来て下さりありがとうございます

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