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スイーツかくめい☆いちにちいちまいシュトーレン3

さっきとはうって変わって上機嫌な僕。えへへ

ジンさんと同じように手づかみでシュトーレンを食べる。

さらりとした口当たりの粉砂糖、じゅんわりバター、滋味深いパンにくるみやナッツ、レーズンやオレンジピール、ベリーなど何種類ものフィリングの味わいが一気に押し寄せる。


「おいちい!」


美味しい!向こうの世界で食べた物と遜色ない。さすがイワンさん!


「こいつは美味い!が、毎日少しずつ食べるとなると、なかなか難しいな」


「ああ。こんな美味いもんを毎日食い尽くさずに残すなんてのはかなり難しいぜ」


確かに。同意しかない。しかし


「あしたはもっとおいちいの。あさってはもっともっとおいちいの」


それに毎日粉砂糖を振りかけていくんだけど、そうすると砂糖の層が厚くなってきてそれもまた美味しいんだよね。じゅるり


「「くっ…そうか…」」


2人とも苦渋の決断みたいな顔してる。そんなに?そんなにも?


「そうだノア、くりすますってのについてもっと詳しく教えてくれねえか」


「くりすます?なんだそれは」


ジンさんも初めて聞く単語に不思議そうな顔をしてる。

しかし詳しくと言われると説明に困る。

由緒正しいクリスマスの過ごし方をしていたわけではないし、食事方面のみ全力で楽しんでいたもんなぁ。

でも僕は、こっちの世界でスイーツを広めることを使命としているスイーツ大使なわけだし、ん?何か言いたいことでも?ないよね!

向こうの世界の宗教事情をこっちの世界に持ち込むのもどうかと思うし。

うん、ここは僕らしくいこう!


「かじょくやともだちやだいじなひととすごすひでしゅ。いえでもおそとでもにぎやかにすごすおまちゅりでしゅ。おへやをきれいにかざって、ごちそうをたべて、とくべちゅなスイーツをたべるんでしゅ。あとみんなでプレじぇントこうかんしたりもしましゅ。それと、いいこにしてるとサンタしゃんがきてくれましゅ!」


「なかなか楽しそうな祭りだな。さっきも言ってた特別なスイーツってのは何なんだ?」


「クリしゅマスケーキでしゅ!」


「ケーキって、ロールケーキやチーズケーキやシフォンケーキとはまた違うのか?」


「あい」


「さんたってのは何だ。妖精か?」


「サンタしゃんはサンタしゃんでしゅ。いいこにはねてるあいだにベッドにプレじぇントおいてくれるの。わるいこにはいらないものおいていくの」


「「なるほど…?」」


うん、まあ、常識的な大人からしたら不法侵入のうえよくわからない行動をとる不審者だもんね。

でも子供にとっては特別なおじいさんなんだよ!


その後もジンさんとお昼ごはんを食べながらクリスマスについて力説する僕であった。

ちなみに夕方帰ってきたアルベルトさんも、シュトーレンを食べてジンさんとイワンさんと同じ反応してたよ。

クリスマスについては素敵!是非やりましょう!と張り切っていた。さすがアルベルトさん(美意識高い女子)


この時期の楽しみのひとつにクリスマスカード集めがあります

出さずに飾るばかりですが…

でも部屋が手軽にクリスマスっぽくなるのでおすすめですよ


今日も読んでくださる皆様に感謝します

ありがとうございます

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