ムチまつおやかたムチ!
レンの結界ができてから、結界内では日光がさしこむようになったムチ。今日はムチムチの陽気ムチ!
ムチ松親方とお話も無事まとまって、今日が親方たちが到着する日ムチ。ムチちゃんとレンはお出迎えムチ。
ガラガラと車輪を引きずる音がしてきたムチ。みんなが馬車でやってきたムチ。
「てやんでえムチ! ムチちゃん、約束通りムチ松一家がやって来たムチよ!」
「ムチ松親方! 来てくれて嬉しいムチ。食事の用意があるから、しっかり食べて疲れを癒やしてほしいムチ」
この日のために大きなテーブルを自作したムチ。なんと一枚板ムチよ! 木目がとっても美しいムチ!
そして、テーブルの上にはあふれんばかりの肉、肉、肉ムチ。リクエスト通り作ったら見事に茶色い男飯になってしまったムチ。
一応、申し訳程度の野菜もあるムチよ。新鮮な葉物は保存食頼りの旅だとなかなか食べられないムチからね。
「このテーブルはムチ坊の仕事ムチか? なかなかいい出来ムチな」
「本筋の職人さんに褒められるとさすがに照れるムチなあ。ささ、親方もごはんを食べるムチ!」
ムチ松親方が料理を食べ始めると、せきを切ったかのようにお弟子さんたちも料理に向かって突撃したムチ。
「うめえムチ! うめえムチ!」
「やっぱり男の飯はこうでなくちゃムチね。肉、飯、肉、飯、たまに汁ムチ!」
「ムチちゃん、また腕を上げたムチな」
みんな美味しそうに食べているムチ。みんながニコニコしていると、ムチちゃんもニコニコになるムチ。
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「粗茶ですがどうぞムチ」
「いただくムチ」
みんなでご飯をもりもり食べた後は、お茶を飲みながらの打ち合わせむち。
魔法のおうちに親方だけ入ってもらったムチ。
お弟子さんたちはそれぞれ自分の魔法のおうちで準備をしてもらっているムチ。
「ウチらの仮住まいは、むちハウスでいいムチな。作業は明日から始めるとして、最初は水回りムチ」
「上下水道ムチね。治水治山は政の基本ムチから、川の氾濫対策もお願いしたいムチ」
「そこからムチか……まあいいムチ。弟子たちの経験値にするムチ」
「信じられないムチが、この地は本当に放ったらかしにされていたムチ。記録がまったくなかったムチ。仕方ないから川の周辺の地層を見たら、過去に氾濫があった痕跡があったムチ。ぜひ対策したいムチ」
「そこまで調査したムチか。えらいムチな」
「えへへへへ、それほどでもあるムチよ。ムチちゃんなんといっても領主さまムチからね!」
ムチちゃん、胸を張って領主アピールをしたムチ。我ながらかっこいいムチ!