表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
48/70

むらづくりのはじまりムチ!

レンのおかげでアゴニィの地に安全な拠点ができたムチ。でも、まだまだ瘴気の影響を受けている場所のほうが多いムチ。当面は魔物狩りで食っていくんだからこれでいいムチ!


まずはムチちゃん達の住む拠点をつくるムチ。


「といっても、建築は人手がいるムチなあ……」

「そうだねえ。ムチちゃんにはアテはあるの?」

「ムチムチランドにいるムチ松親方ムチかねえ……こっちの王様がムチムチランドの住人に入国許可を出してくれたから、ちゃんと報酬が用意できれば来てくれると思うムチ」

「団長に聞いたけど、ムチムチランドの建築ってすごく可愛いんだよね。こっちの雰囲気と合わなくない?」


そういえば団長とフレイがそんなことを言っていた気がするムチ。でも大丈夫ムチ。


「ムチ松親方はプロむち。顧客の好みに様式を合わせるなんて楽勝ムチよ」

「うーん、他にアテもないし、そのムチ松親方って人にお願いしようか」

「決まりムチね。さっそく連絡するムチ!」



◇◇◇◇◇◇◇◇



ムチ袋から"もしもしストーン"を取り出してもしもしするムチ。


「もしもしムチムチ。ムチちゃんはムチちゃんムチ。ムチ松親方はいますムチか?」

「はいはいムチムチ。いますムチよ。今かわりますムチね」

「おう、ムチ坊か。どうしたムチ?」

「仕事を頼みたいムチ。場所はクロスガルドの北方にある"アゴニィ"の村ムチ。お願いしたいハコは行政施設と宿泊施設ムチ。できれば外壁と水系のインフラもお願いしたいムチ」

「僻地も僻地じゃねえか、護衛はどうするムチ?」

「マージムチ先生に転移してもらうか、とーちゃん達の誰かに頼もうと思っているムチ……」

「そこまで大掛かりなのは要らんムチ。地元の騎士か冒険者をつけてくれればいいムチよ。大工は多少の荒事だってできるムチ! てやんでえムチ!」

「それなら寄親にお願いして何人か護衛を出してもらうムチ」

「グレイルの所なら信頼できるムチな。で、肝心の報酬はどうムチ? あの酒クズからは宜しくと言われているが、こちとら慈善事業をやってるわけじゃねえムチよ」

「もちろん報酬は支度金から出すムチ。でも、本当の報酬は"経験"と"実績"ムチ。誰も手を付けていない場所でのイチからの町割り。ムチムチランドとは勝手が違う場所での仕事。お弟子さん達にはいい経験になるし、それなりの実績になると思うムチが……」

「わかってるじゃねえムチか。いいムチよ! ムチ松一家がとびっきりのハコを仕立ててやるムチ!」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ