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じゅうしせいかつのはじまりムチ!

どうもお久しぶりですムチ。ムチちゃんムチ。


従士になったムチちゃんは、ひさびさの里帰りでいろいろと頑張ってきたムチよ。実はつよつよだったとーちゃんに鍛えなおしてもらったり、ムッチーノ先生たちにお勉強をみてもらったりしたムチ。


そんなムチちゃんのお休みも終わり、ムチちゃんは騎士団の屋敷に帰ってきたムチ。相変わらず庭以外は素晴らしいムチなー。


「おかえりー、ムチちゃん」

「おかえりやでー、ムチはん」

「ただいまムチー」


同室のふたりが出迎えてくれたムチ。うれしいムチ。


二人ともいっぱいよしよししてくれたムチ。とってもうれしいムチ。


「ムチちゃん、団長が呼んでたよ。何か用があるみたい」

「そうムチか。どこにいるムチ?」

「今の時間なら部屋で仕事しとるんやないか?」

「ありがとうムチ。それじゃあ行ってくるムチ!」


ムチちゃんはムチムチと団長の執務室へと向かったムチ。



◇◇◇◇◇◇◇◇



「団長、いるムチか?」

「おう、いるぞ。入ってこい」

「わかったムチ」


ムチちゃんはムチっと扉を開けて、執務室へと入ったムチ。団長は嫌そうに書類仕事を片付けているムチ。


執務室は団員の部屋と比べてワンランク上の調度品が置かれているムチ。ワイルドな団長でもそれなりの貴族に見えるムチ。家宰さんもちゃんと使うべきところにお金を使っているムチな。


「おお、ムチ助。やっと来たか」

「ムチちゃん、故郷で自分を鍛え直してきたムチ。このムチムチぶりを見るがいいムチ!」


ムチちゃんはムチっとポーズを取るムチ。我ながらほれぼれするほどのムチムチぶりムチ。


「そうかそうか、相変わらずムチムチしてるな。今日は従士になったムチ助の将来を決めるための話をするぞ。確認するが、ムチ助は騎士になりたいんだよな?」

「そうムチ。ムチちゃんはかっこいい騎士さまになって、いっぱい活躍して、いい子いい子してもらいたいムチ! ──ムチ助って何ムチか?」

「坊やは卒業ってこった。喜んどけ。話を続けるが、ムチ助が騎士になるなら一代騎士だな」

「一代騎士?」

「身分が世襲されない騎士だ。身分を問わず、多大な功績をあげた者、または何人かの推薦を受けた者がなれる。ムチムチ族と人間は子供ができないからな。既存の家に婿入りすることができん。新しく家を興しても後が続かん」

「わかったムチ。ムチちゃん、その一代騎士になるムチ!」

「よし、方針は決まったな。ムチ助、お前は今日から俺の従士だ。騎士団長クラスの仕事を手伝わせてやるから、ガンガンコネを作って推薦人を確保しろ」

「わかったムチ! で、最初の仕事は何ムチか?」

「ムチ助の初仕事は──難病を患った令息の治療だ」

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