表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ハルトモ  作者: 武上 渓
8/9

ハルトモ7話



ー7話最終話



恭之助が動いた。

ヘリコプターで、機材をカラオケフリーダム本社前に降ろし、美里を立たせた。

20万人を圧する、巨大スピーカー6台からレスポールの轟音が地響きを上げた。

「ちゃんとしろや~シンガーをてめえらのオモチャにするんじゃないよ!」

20万人が黙った。

「家に帰って、てめえらのすべき事をやんな!」

そこここから、ー美里すまないーの声が波のように渡って行く。

群衆は押し合う事もなく、静かに消えて行った。

明け方5時過ぎに太陽が昇ると、最後のひとりが去った。

これは、全世界にネット中継されており、美里が投入された事で、フィメールのファンが仲裁に入る形でネット上も終息した。

6時に鹿児島のカラオケ店で、靴を片方なくし、ボロボロになったタケガミが発見された。

どうやって、2時から6時の4時間で岐阜から鹿児島まで行けたのかが話題になった。

ハルトモは、新曲ハルトモハーモニーでデビューを果たした。

春菜は、舞台の袖で三ノ宮に抱っこしてもらっって、キャッキャ喜んでいる真由子を見て、そして小林を見た。

最前列には、光治と母亮子が並んで手拍子している。その後ろに、三笠悟志さんと、奥さんの歩美さん。

これは悪くないんじゃない?

春菜はそう思った。




ハルトモ完結



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ