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新年挨拶編 零音達からの挨拶

誤字脱字がありましたら教えてくれると嬉しいです。

「新年」

「明けまして」

「おめでとうございまーーす!!」

「って、新年の挨拶遅すぎるだろ! 今何日だと思ってんだよ!」


 晴れ着姿に身を包み挨拶をする零音、雪、雫の三人に対して晴彦が至極真っ当なツッコミを入れた。


「リアルのことなんて気にしちゃダメよ。この世界では今が元日だから」

「メタいこと言っちゃダメだよハル君。この世界はこの世界なんだから」

「そーそー。気楽に行こうよ気楽に」

「気楽にってなぁ……まぁいいや。それで、なんでまたここに集められたんだよ」


 晴彦達がいるのは雫の屋敷の一室。目の前に広がるのは新年を彩る料理の数々だ。

 あまり料理に詳しくない晴彦でも一目見てわかるほどに高級な食材の数々が揃っていた。


「お腹空いてるのハル君」

「いや、そういうわけじゃないけど。なんでだよ」

「だって料理の方ジッと見てたから。ごめんね、挨拶が終わったら好きに食べても大丈夫だから」

「俺は小さな子供か!」

「大丈夫なの?」

「当たり前だろうが」

「そっか。なら良かった。ハル君の好きなものもいっぱい作ってあるから、後でいっぱい食べてね」

「おう……って、もしかしてお前作ったのか?」

「全部じゃないけどね。おせちも手伝わしてもらったし、ハル君の好物は全部私が作ったよ」

「マジか……ってかお前おせち料理とか作れたのか」

「まぁね。お母さんに教えてもらったから一通りは。これくらいは当たり前だよね」

「「うぐっ……」」

「お前の当たり前発現に隣の二人がダメージ受けてるぞ」

「あはは……この二人も最初は手伝おうとしてくれたんだけどね」

「ふ……ふふ……私にはまだハードルが高かったようね」

「アタシはほら、やっぱり食べる専門だから」

「あまりにもできなさ過ぎて厨房追い出されただけだよ」

「はっきり言わないでよレイちゃん!」

「いえ、私達が追い出されたというより、あなたがおかしいんでしょう。あの頑固なシェフを納得させるだけの技量。とても高校生レベルじゃないって言ってたわよ」

「そう言われると嬉しいけど。って、その話はあとでいいじゃない。今はちゃんと新年の挨拶をしないと」

「あ、そっか。今回は伝えないといけないこともあるし、ちゃんとしないとね」

「そうね。料理の話はあとでもいいでしょう」

「それじゃあ改めて」


 ゴホン、と零音が咳ばらいをしその場にいた全員が姿勢を正す。


「応援してくれる皆様のおかげで私達も2021年を迎えることができました。これは本当に感謝してもしきれないほどです」

「皆様のおかげでこの作品も300話を超えました」

「ほんとーに感謝してます!」

「そして新年を迎えた今、この作品にも変化が必要な時が来ていると私達は考えました」

「今のままでよいのか」

「現状に甘んじてよいのか」

「そう考えた結果、私達は一つの決断を下しました」

「それが先日お伝えさせていただきました、この作品のリメイク計画です」

「悩みに悩んだ結果の決断です」

「今作者はリメイク版を鋭意作成中となっております。いつになるかはわかりませんが、年内の投稿を目指しております」

「まぁだからって今のこの作品の連載が止まるわけでもないんだけどね」

「そうね。今まで通りとはいかないけど、私達の物語もちゃんと続いていくわけだし」

「こっちもこっちで読んでくれると嬉しいね」

「これからも私達を、よろしくお願いします!」

「「「よろしくお願いします!」」」


 零音を筆頭に、その場にいた全員が深々と頭を下げる。

 それから少しして。


「……ふぅ。とりあえず新年の挨拶ってこれでいいかな」

「何回目かになるけど、なかなか慣れないよねぇ」

「この機会が再び与えられたというのは喜ぶべきことだと思うけど」

「そうだね。ちゃんと感謝しないと。よし、それじゃあ一通り用事も終わったことだし、みんなでおせち食べよっか!」

「やったー! アタシお腹ぺこぺこ」

「そういえば朝から何も食べてないものね」

「俺もだ。よし、とりあえず食うか」

「ふふ、いっぱいあるからみんなたくさん食べてね♪」


 

 そして、零音達の一年が再び始まった。



滅茶苦茶遅れた新年の挨拶です。

今年は新年から何かと忙しくて遅れてしまいました。

今年もよろしくお願いします!


今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。

ブックマーク&コメントしていただけると私の励みになります。

Twitterのフォローなんかもしてくれると嬉しいです。

それではまた次回もよろしくお願いします!


次回投稿は1月23日21時を予定しています。

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