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特別編 新年の挨拶

誤字脱字がありましたら教えてくれると嬉しいです。


新作『罪喰らいの聖女』の投稿を始めました! もしよろしければ読んでください!

零音「新年!」

晴彦「明けまして!」

全員「「「「「おめでとうございます!」」」」」

雪「いやー、新年明けたね。2020年になっちゃったよ」

雫「2018年に始まった私達の話が、まさかこんなに長く続くとは思ってなかったわね」

零音「ね。私も2019年内には終わるかと思ってた」

晴彦「始まっていきなりメタい話ばっかするなよ」

零音「だって事実だし」

雪「すべては新年だから、特別編だから。それだけで許されるんだよ」

雫「便利な言葉よね」

めぐみ「ね、ねぇ。なんで私急に着物着せられてるの?」

晴彦「え、零音。お前めぐみさんに何も言ってないのか?」

零音「あれ、言わなかったっけ?」

めぐみ「私何も聞いてないよ!? 新年の挨拶するから雫先輩の家に集合って言われて。来たら急にメイドさん……奏さんに着物着せられて今に至る、だよ!」

零音「うーん、まぁ新年の挨拶だよ。挨拶。こういうのってちゃんとしないとダメじゃない」

めぐみ「そうだけど……」

雪「そう言えばさ、奏さんに渡されて全員着物着てるけど……ちゃんと描写してないから全然伝わってないよね、これ」

雫「作者がイラストでも書ければ話は別でしょうけど、残念ながら作者のイラスト力は小学生以下だもの。期待できないわ」

零音「着てますよってことだけわかればいいんじゃない?」

晴彦「いいのかそれで」

零音「大事なのは新年の挨拶だし」

晴彦「そうだけどさ」

零音「まぁ挨拶だけってのも味気ないかもだし、少しだけ振り返ってみましょうか」

雪「振り返るって、どこからどこまでを?」

零音「入学してから……今までの事?」

雪「入学してからねぇ。ほんと色んなことあったもんね。主にレイちゃんのせいで」

零音「うっ、そ、それは事実だけど……あんまり言わないでよ」

雪「でも振り返るなら触れないわけにもいかないじゃん。むしろメインじゃん」

雫「そうね。私達の歴史はあなたのやらかしの歴史とも言い換えれるわ。さすが主人公様ね」

零音「それ絶対褒めてないですよね!」

雫「もちろん。馬鹿にしてるわ」

零音「うわーん!! ハル君、めぐみ! 二人が私のことを虐めてくるぅ!」

雪「あ、どさくさに紛れてハルっちに抱き着いた」

晴彦「二人とも、新年なんですからもう少し穏やかに……」

めぐみ「そうですよ。仲良くしましょう? 大丈夫、零音ちゃん」

雫「晴彦もめぐみも零音を甘やかしすぎよ」

晴彦「別に甘やかしてるつもりは……」

雫「そういう所が甘いと言うのだけど……まぁいいでしょう。新年ですものね。今日だけは多めに見てあげる」

零音「ふふっ、ちょろい」

雫「何か言ったかしら?」

零音「いえ、何も」

雪「まぁ仕切り直すとさ。入学してから夏休みまでは激動だったよね。色んなことが起こったし」

晴彦「確かに……俺もあの時期は大変だったなぁ。選択肢が見えたりとか。好感度が見えたりとか」

零音「あー、あったねそんなこと。懐かしいなー」

雪「夏休みも楽しかったけど……大変だったねぇ」

雫「夏休みの話題はダメよ。現在進行中なんだから。ネタバレ厳禁」

雪「さすがにそれくらいアタシもわかってるって。まぁでもあの夏休みで私達の仲もさらに深まった感はあるよね」

めぐみ「夏休みかぁ。まだ数ヶ月前に話なのに、もうずっと昔のこと見たい」

雪「夏休み以降も色々あったからねー。文化祭とか、その他諸々とか」

零音「あったね。色々と。私もハル君も。雪もめぐみも先輩もね」

雪「そだねー。色々乗り越えて今があるわけさ」

雫「何終わった感だしてるのよ。まだまだこれからでしょう。私達の物語は」

零音「そうだね。まだ何も終わってないし」

晴彦「今年は穏やかに過ごしたいなぁ」

零音「無理かな」

雪「無理だね」

雫「無理よ」

めぐみ「厳しいんじゃないかなぁ」

晴彦「めぐみさんまで!?」

雫「良くも悪くも、あなたを中心に物語は進むのだから。平穏は諦めなさい」

晴彦「逃げてぇ……」

零音「ダメ。絶対に逃がさないから。私から離れるなんて絶対に許さない」

晴彦「ちょ、怖い! 目が怖いから! 冗談だって!」

零音「もう、冗談でもそんなこと言わないでよ」

雪「あはは! ハルっちよわーい」

めぐみ「そうだ。せっかく新年なんだし。今年の抱負みたいなの言わない?」

零音「いいねそれ。ナイスアイデア」

雫「そうね。そうしましょうか。それじゃあ零音から」

零音「私からですか? それじゃあ今年は……ううん、今年もハル君と一緒にいたいな」

雪「あ、最初にそれ言う? まぁいいけど。アタシは一番になる、かな」

零音「一番? 何で?」

雪「そりゃもちろん……ね?」

零音「……ふーん、そういうこと。じゃあ残念だね。達成できないから」

雪「アハハ、そうやってすぐに決めつけるのは良くないと思うなぁ」

零音・雪「「…………」」

雫「睨み合ってる二人は放っておいて。そうね。私は友達を増やしたい、かしら」

晴彦「……切実ですね」

雫「切実よ。晴彦のおかげで友人と呼べる人は増えたけど、まだまだ少ないもの。めぐみ、あなたは?」

めぐみ「私は……そうですね。今年もこうやって、みんなで仲良くしたいです」

晴彦「めぐみさんらしいな」

雫「でも、悪くない抱負だわ。あなたらしいじゃない」

めぐみ「えへへ、ありがとうございます。それじゃあ最後に晴彦君は?」

晴彦「俺? 俺は……」

零音「? どうしたのハル君。私のことジッと見て。その、恥ずかしいんだけど」

晴彦「悪い悪い。俺の今年の抱負は……成長すること、ですかね」

雫「ずいぶんアバウトね。具体的にどうしたいの?」

晴彦「具体的なことはまだ全然。でもこのままじゃダメだってことだけはわかってるんで。体も心も、成長できるようにします」

雫「……そう。なら頑張りなさい」

雪「抱負はこんな感じかなぁ。もう話すこともないしさ、最後にみんなで挨拶して終わろっか」

零音「そうだね。そうしよう。それじゃあみんな並んで」




零音「2020年も私達は全力で頑張っていきます!」

雪「まだ先は長い物語だけど」

雫「今年も読んでくれると嬉しいわ」

全員「「「「「今年も一年、よろしくお願いします!」」」」」





□■□■□■□■□■□■□■□■□


零音「これで終わりで大丈夫」

雪「大丈夫なんじゃない?」

雫「大丈夫でしょう。それよりそろそろ部屋に戻りましょうか。奏が料理を用意してるはずよ」

晴彦「そういえば姫愛ももうすぐ到着するんじゃないのか?」

零音「うん、もうすぐ着くって連絡あったよ」

めぐみ「うぅ緊張したぁ……」


 ワイワイと話しながら部屋を出て行く零音達。零音達の新年はこうして幕を開けたのだった。


明けましておめでとうございます!

こうして今年も続けることができるのはいつも読んでくれてる皆様のおかげです!

今年も全力で頑張っていきますので、今年もよろしくお願いします!

次回からは本編に戻る予定です。


今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。

ブックマーク&コメントしていただけると私の励みになります!

Twitterのフォローなんかもしてくれると嬉しいです。

それではまた次回もよろしくお願いします!


次回投稿は1月8日21時を予定しています。

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