表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

枕の下に 希望の上に(6)

冬の灰色のシルバー

音の無いリズム

白い霜

踏めば鳴る

霜柱

ちょろちょろと流れ出る

正午の大地に

水として流れて

どぶ川へ




何と無く見れば

どうでも良い事で

自然の流れに

乗れば良い

そんな事を素通りする

意味など無いけど

素通りする

見ていれば面白いからか

ただ

大切にしたいのか




ふわふわしている

冬の太陽

いつもより邪魔な

冬の雲

悠々と流れ行く

正午の空で

気付いた時には

星空で




何と無く見れば

どうでも良い事で

気にせず

別の物を見れば良い

そんな事を素通りする

意味など無いけど

素通りする

見ていたいからか

ただ

変化が面白いからなのか




呼応する木に

痩せ細った狸

喰い散らかす鼬

猫の座布団

走り去った犬

目的地も無く

冬の灰色のシルバー

季節のカーテン

抑揚のある烏

忘れたように梯子




何と無く見れば

どうでも良い事で

気にせず

自分だけを見れば良い

そんな事を素通りする

意味など無いけど

素通りする

傲慢だからか

卑怯だからか

ただ

信じたいからか





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ