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花恋 ~かれん~  作者: 桜つぼみ
3/4

プロポーズ

彼の頭に私が本当に居てくれた

お互いに忙しい毎日ではあるが、そのうち彼の就職が一つ決まった。

この一年は長かったようで短かった…


お祝いだね

彼が私の街に来て一緒にお酒を飲んで、プリクラを撮った


そこには、メッセージが描かれていた


「警察官に決まったよ!

これでやっと花恋と結婚できる!!」


って浮かれてこんなプリクラが作成された


三年半付き合った頃だった

プロポーズのようで、私も嬉しかった


彼も浮かれて、夏休みには旅行を計画した

宿などは私がチョイス


まだ学生でもあるし、アルバイトもしてない彼

あまり高い部屋は取れないので民宿とホテルにした。

彼はお金はどうやって手に入れてたのかと言うと

親からのお小遣いをもらっていて


お金に困った事は無い人だった


働いて頑張る人の方が好きだが、仕方ない


心の中では、甘やかされて育っているなぁ

でもこんな人が世の中にはたくさんいるのかなぁ

少し羨ましくも思った


旅行は京都・大阪

確か最初の日は、高いビルになってる国際ホテル

高い階の素敵なお部屋✨


見知らぬ地で、2人で調べながらやっとたどり着いたホテルで2人の気持ちは舞い上がった


洋風ベッドに倒されて


なんと


突然の


『花恋、結婚してください』


プロポーズ



私は一生で1度のプロポーズ、恋愛本ではベッドぢゃダメって書いてあったのを思い出す


幸せだけど、頭の中が・・・

まだ結婚、今じゃない気がする

彼でいいのだけど…

ベッドがいけないのか、私の覚悟なのか



こう伝えた


『ここぢゃダメ。また言ってね〜』

プロポーズのやり直しをお願いすることにした


でも、彼からの言葉はすごく嬉しかった


二人で幸せに包まれた



そして、さらに思いもよらぬ一言。







『種、植えておいたからね』









彼の頭に結婚と言う二文字が大きくなっていた


この時は、常識、親のことなんて頭になかった

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