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神を司る者は未知なると拒まれる
ある朝、僕は窓から視線を感じた
それは珍しい物を見るように、肌の細胞一欠片ずつ舐める様に...
僕はもうやめたい
この世界で生きることも、戦うことも
そうよ、なんで私が戦うのよ
あれ?、私?なんで俺私なんて言ったんだ?
意識は常に朦朧としながら、毎日くるあの女の為に体を隅々まで見られた。
もう、僕は、俺は、私は、ここに居場所は無いのかも知れない、どこか遠くに、行きたいな。
誰も居ない、僕を拒まない
安全な場所
ああ、そう言えば、空に大きな船が飛んだらしいな
惑星くらいあるらしい、そこに行けたら、僕の居場所はあるのかな
胸の辺りが侵食されていくのが自分でもわかる
このままでは俺は正気を失い、政府にモルモットにされるのは目に見えている
もう、逃げ出したいな...