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輪廻神昇  作者: 青花
4/5

神は新たな力の使い方を学ぶ 本当の自分との対立

退院から一週間が過ぎた

その日第一部隊は第一地区局長に呼び出されていた


「あら?やっと来た」

能天気そうな赤毛、それに白衣

今時ヒールとか履くなよ...

「なによ、じろじろと...まぁいいわ!それよりも!あなたが楠木龍馬ね!?」

いきなり顔を僕に寄せ、満面の笑みでそう言われた

「はいっ!!ぼ、僕が楠木龍馬ですっ...!」

張り切って言ってしまった...

「元気ね!そうそう、君は神と融合したんだって?」

「えぇ...まぁ....はい」

「なんの神かわかる?それが知りたくて呼んだんだけどね」

僕はこの人とは合わない、それだけは確かだ

「ニュクス...です」

そう言うと面白そうに

「それじゃ、一つその力を見せてよ!」

指差したのは一体のマネキンだ

「これを消して」

「ど、どうやって!?」

「あら?知らないの?力の使い方」

そう言うと、パネルにニュクスの戦闘データが出てきた


ニュクス

·黒濃霧

·ダーク(【視力0】の状態異常付き)

·新月切り

·満月切り

·【タルタロス】


「私が使って欲しいのはこの【タルタロス】だよ、この技で何人の職員が堕ちたか...」

「そ、そんな事言われても使い方なんて知りませんよ!」

「じゃあ、出来るまで帰さない」

「えぇ....わかりました、やります」

僕は意識を集中させ、右手が熱くなるのを感じた

「【タルタロス】」

そう言うと、目の前のマネキンの下に大きな円型の黒い物が現れた

マネキンはズブズブと沈んで行く

「凄いわ!面白いわ!!!あなたは今日から全線で大活躍間違いなしよ!!」

そう言われても、なんだかダルくなってきた

ヴィアインがそっと肩を貸してくれる辺り、気を許してくれてるのかな...

「私がいま研究してるのは神や悪魔、天使との合体で魔法や奥義を使えるかなって!」

「その技、【タルタロス】はニュクスの最終奥義、敵を大きな穴に落す技よ」

ここの地区局長はなにしてんだ...!

「ま、まぁ僕はこれで....」

「いいわ、いいわよ!!また呼ぶかも知れないけど来てくれるわよね?」

「ケッ、どうせ局長権限でも使って無理やり呼ぶくせに」

ヴィアインがキレイに突っ込んだ

「そのとうりだけど、出来るだけ手荒な真似はしたくないの」

「大事な"サンプル"ですもの」

最後だけ小声で言った、不吉な事言った気がする




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