表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/5

#3 遭遇

「オーケイ。まずは話をしようか」

「はい?」

「君が俺を転移させたって?」

「そうですが?」

「嘘つけィ!絶対転移させてないゾ!」

「本当なんですって」

確かにあの電話の声だ。でもここが異世界だと?信じられるかそんなの!

「ここは異世界じゃないんだろ?」

「いえ、ここは精霊世界です。カラリアです。誰がなんと言おうがこの世界には精霊が存在しています。」

「嘘だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

「嘘じゃないです」

「イヤァァァァァァァァァァ!!」

「どうしたんですか?あなたが望んだんですよ?異世界転移させてくれって。大草原生やしながら」

「ああ言ったさ!でもなぁ!本当に転移するなんて誰も思わないでしょぉぉぉ!?」

「私は思ってました」

「シャラップ!」

もう・・・なんなんだよ・・・ここが精霊世界?精霊がいる?そんなの信じられるわけない。それに─

「俺がいなくなったら父さんと母さんが心配するだろ!?」

「大丈夫です。向こうの時間止まってるんで。」

「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

何そのザ・ワー〇ド!?

「う、うぅ・・・俺はここで生活していくしかないのか・・・」

「頑張ってください」

「他人事かよ!?」

「大丈夫です。私もお供するんで」

「そういう問題じゃない!」

「じゃあなんです?」

「住むところも食べるものも服も必要だろ!」

さっきから草の上をゴロゴロしていたせいで服は泥だらけだ。

「どうしよう・・・俺はこのままのたれ死ぬのか・・・?」

「それも良いかもしれませんねぇw」

「笑いながら言うんじゃ─」

俺が反論しようとした時だった。

ガァァァァァァァァォォォォッ!!

「!?」

「これは─」

高い木々の間から、何かが顔を出した。

黒い鱗、鋭い牙、ギラギラ光る目─

「ドラ・・・ゴン・・・?」

紛れもない、ドラゴンだった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ