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プロローグ
「はぁ。本当なんなのよ。男子って。」
華奈は溜息をついた。
今華奈は好きな人を男子に広められ、学校の廊下を歩く度その好きな人の名前を言われるのである。
うっざい。もう、みんな殺してしまいたい。そんな気分のなか、教室に戻りノートを開く。
あ……れ……おかしいな……なんか…机が……だんだん…ち……かく……やば……い……気が……遠く……なって……ゆく……
ガタンッ
椅子から落ちた。
華奈が気を失った時、学年全体が謎の光に包まれ華奈の同学年の生徒すべてが気を失った。
華奈の学年のどのクラスからも声は聞こえなくなっていた。