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俺の立場って微妙

俺は坊、名前はまだない。

数えで五歳まで成長できれば名前が貰えるらしい。(らしいってなんだよ)

父親の新田行政は「捨ておけ、その方が丈夫に育つ」と言ったそうだ。

この時代、捨て子が丈夫に育つ、て言う迷信があるみたいだけど、単なる育児放棄ですから。

爺が名乗り出て俺を引き取ってくれなかったらどうなっていたことか、爺には足を向けて眠れないね本当に感謝している。

俺が家督?を相続できたら、一族を重用するからね。(いや、爺を大切にしてやれよ)


俺の今の現状だが...


ヤバイヨ、ヤバイヨ、長男廃嫡フラグたってんじゃん。

弟が産まれたら、よくてお寺行き、名前も付けてもらってないから最悪いきなり殺されちゃう。


落ち着け俺、深呼吸だ。


スーハー、スーハー。


俺には前世の知識があるチートを使って役に立ってみせればいきなり殺されることはないはず、たぶん。

時間を稼いでおいて逃げるなりなんなりしよう、せっかく生まれ変わったのに死んでたまるか。

逃げるにしても、この時代で生きていくなら武芸は必須だよな、南部領は馬だけは豊富だし、乗馬スキルと槍だな。刀なんてほぼ使わないだろう。

よし!何をするにしても現状把握からだな、何が出来るか考える材料をさがそう。


「権爺!権爺、いるか!」


「若様?どうされました。」


「私は八戸領のことを何も知らない、だから視察をしたいのだ、現状把握は基本だからな。」


「視察でございますか?」


「ああ、八戸領を全部見て回りたい!」






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