手紙に込められたおもい。
ヤバい 好きだ
私は小さく折った紙を後ろの席の男子
に渡した。
太ももを叩き、後ろの席の男子の手にそっと置いた。
只今数学の授業中。
黒板にはすごく小さく書かれたチョークの字。
私のノートは真っ白。
だってこんな時に授業なんてしてられない。
彼の行動が彼の言葉が彼の仕草が
頭から離れない。
これって重症じゃない?
これってこの時にしか感じられないじゃない?
私は果てしなく続く青空を見上げた。
そして彼の表情を思い出した。
こんなに幸せな瞬間なんて無い。
ー大好き。私と付き合ってー