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伝えたい…

作者:

僕は目覚ましが鳴る前に目が覚めた。

「とうとう今日で最後かぁ〜」

今日で高校生活が終わる…。

3年間長かったような…短かったような…そんな気持ちで今日が始まった…。僕は早めに学校に行くことにした。教室に入ってみるときれいに並べている机があった。当然誰もいない…1人机に座り誰か来るのを待っていた。すると、

「…赤坂君来てたんだ早いね!!おはよ!!」

いきなり大声で言われたので僕は机から落ちそうになった。

「…なんだよ!委員長か…今日は来るの早いな…どうしたの?」

「私はいつもこのくらいだよ!赤坂君がいつも遅いだけだよ」

「そっか…委員長はすごいな」

実は僕は知っていた。

委員長が毎朝学校に早く来て花瓶の水をかえているのを。

僕は1年の時から委員長と同じクラスで委員長は一日欠かさず花瓶の水をかえていた。何故知っているかと言うと今日みたいに早起きした日に学校に行ってみると委員長が水をかえたり花が枯れてきたら新しいのを持ってきたりしていたのをみたことがある。僕は委員長のそんな所に少しずつ引かれてしまった。

そして今日僕は委員長にこの気持ちを伝えたかった。2人しかいないこの教室、僕は言うことを決意した。

「あのさ…委員長…」

「何〜?」

       「あの…その…今日の花きれいだね」

やっぱり言えない。言葉がでない。

「ありがとう。けど今日で最後なんだよね…だからできるだけ枯れないでほしいなぁって思って…」

やさしいなぁ〜委員長…僕はそんな所に惚れてしまったんだなぁ〜。やっぱり告白しないと…後悔しないように…。

「委員長伝えたい事があるんだ」

「どうしたの?急に改まって!?」

心臓がドキドキする…。

「…あの…僕…委員長の事が好きなんだ。今も…そして…これからも」

…言えた。周りの人に僕の心臓の音が聞こえるくらいドキドキしている。

「…私も好きだったよ。赤坂君がいつもクラスで元気で明るいところが1年生の時から好きだったんだ。私も伝えたかったんだけど恥ずかしくて言えなかった…。けど聞けてよかった高校生は今日で終わるけどこれからはいっぱい遊ぼうね」

僕はうれしさのあまり机から落ちてしまった。委員長が小声で『バカッ』と笑いながら言われた。こうして僕は告白できた。なんとか成功という感じに終わったが伝えることができて本当によかった。

委員長の名前は…………秘密です。感想お待ちしています。

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― 新着の感想 ―
[一言] 「周りの人〜」とありますが読んでいる限り、二人以外に人、いませんよね?だから、違う表記にした方がいいかと思います・・・。
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