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第41話 邪神スーパーインサイト

 さてっとりあえず出来る準備は整った。

 後は蜥蜴人リザードマンとやらが動くのを待つだけだ。


「イゼルさん、エル。私は一度ウリーズゲルドに行って様子を見てきます」


「私も行くッス」


「行ってらっしゃいませ、ご主人様」


 私とエルはウリーズゲルドに向かった。

 ウリーズゲルドに到着すると先ずは脱走囚の誰かに話しを聞こうかと思い探してみる事にする。

 邪神おじさんは気配とかも探れる、しかし結構広い街中の場合、特定の人間の気配を探すのは手間だ。


 そこで新たな邪神スキルの出番である。

 邪神スキル発動。

 邪神スーパーインサイト!


 実際には目で見てじゃないのだが、これは広い範囲にいる気配を感知したり特定の人の気配を探れる邪神スキルだ。

 ゲームだとプレイヤーがいるマップのキャラアイコンの動きを全て把握出来るって感じの能力だ。


 まあエネミーが出て来るマップでは基本的に使えないスキルで街中のマップみたいなおつかいクエストとかをするときに決まったNPCを探すのに便利なのだ。


 確か『ワールドエンドゴッド』のキャラクターは深夜、朝、昼、夜でそれぞれ細かく行動パターンが変化して居場所も変わるからプレイヤーはこんなスキルも持っているだとかネットの掲示板には書かれていたっけ。


 私としてはあると便利なスキルなのであいがたい限りだ。

 遠慮なく使わせてもらった。

 邪神スーパーインサイトによるとガルベスやドルフやバレットは街の外にいる模様、現在のウリーズゲルドは臨戦態勢を整えている真っ最中なので気軽に街の外に行くのは目立つ。


 仕方ない、ここはまだウリーズゲルドの中にいるミーレインに話を聞きに行くか。

 彼女がいるのはハロルドの城の庭である。


「エル、ハロルドの城に向かおうと思います」


「了解ッス、けど何でいきなりそんな所に?」


「私の能力を使ってこのウリーズゲルドで知り合った人を探したんですよ、その結果ミーレインさんがハロルドの城の庭で魔導師を育成する為の訓練をしているのが分かりました」


「そんな事まで分かるんですか!」


 ここら辺はゲームだった頃ならキャラクターのアイコンをタップすると何をしてるのか解説テキスト付きでその行動をしている画像が見れたらしい。


 リアルとなった今は気配感知、特定して更に意識を向けるとミーレインさんが何をしてるのか頭の中に浮かび上がって来たのだ。

 ゲームとリアルの違いはこういう所にも表れると言う事か、まあテキストとか出て来れたらもっと分かり易いのにとは思ったのは本音だけどね。


「まあこれでもそこなりに色んな事が出来るおじさんだからね」


「アビトさんすげ~ッス」


 エルに褒められてちょっと嬉しい。

 私は邪神インビジブルと邪神フライを使って人目につかない空の人になってミーレインの元に向かった。


 移動時間は十数分くらいだと思う、空を飛ぶ私たちはミーレインを発見した。

 邪神スーパーインサイトの効果は本物だったらしく彼女はちゃんとハロルドの城の庭にいた。


 彼女以外だと十数名の若い男女が魔導師っぽい装備をしてあれこれと火の玉を出したり魔力の盾っぽいのを出している。


「いましたね」


「まだまだひょっこ以下の魔導師の卵みたいな連中が集まってるッス」


 エルは何故か魔法が得意なのは先のハロルドとの一件で分かった。


 しかしその理由は相変わらず秘密ですとのこと、何となくこれもゲームの時の仕様を臭わせるので深くは追求しないが、彼女の素性を知れるのはいつになることやら。

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