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元神官見習いは呟く ~ 神子もそうだが、お前だってアレだ……

作者: 東山紗知子

 前作をお読みでない方に一応ご説明を(汗)


・神子(現人神)―― 教皇(信者の統括)= 大公(国政のトップ)—— 貴族 —— 一般庶民


・神子 ―― 神の子供で神力を持つ。一定年齢で容姿が変わらくなり、長寿傾向であるが寿命は人と変わらず。代替わりすると五歳くらいの幼児の姿で降臨する。













「では、私はこれで失礼します」


 白い髭を蓄えた一癖ありそうな学園長に一礼して部屋を出る。暫く歩いて中庭に面した回廊まで来たところでオレは足を止めると、さり気なく周りに人影がないのを確認してからそっと溜め息をつく。


「ふう、やれやれだな」 


 庭の噴水の周りを囲む花壇に植えられたチューリップが、水飛沫を浴びながら春風に揺れている。その様子を見ながら結ばれた窮屈なタイを緩める。


 新年度前のこの時期は寮も閉鎖され、すべての生徒が退去させられているらしい。道理で生徒に会わないどころか、ほとんど人気がないはずだ。多分、今学園内にいるのは職員を除くと自分だけだろう。


 ほどほどに手を抜いたはずの入学試験が主席だったらしく、新入生代表とやらに選ばれてしまった。

 それで、入学前なのに学園長に呼び出されたわけだ。おそらく、家絡みの事情もあるのだろうが面倒な話だ。前髪を掻き揚げながら眉を寄せる。

 この学園に入るのは、元々決まっていたことだが、公爵家の嫡男として入学するのは予定外だった。



 俺の名前はエドガー・フォン・ハウザー。この国の第二位の公爵家の三男で、つい最近後継になった。


 次期大公に決まっていた男が「真実の愛」とやらに惑わされて貴族社会を混乱させ、半年前に廃嫡されたせいだ。御蔭で公女を嫁にもらうはずだった長兄が、逆に大公家に婿入りする事になってしまい、オレに次期当主の座が転がり込んだわけだ。

 世間一般の末弟なら幸運かもしれないが、オレにしてみればとんだ災難だ。


 せめて、次兄が隣国へ婿養子に行く前だったら良かったのだが……。そちらにも既に妻子もいるし、呼び戻すことは無理だろう。

 おかげでオレの暢気な人生計画が台無しだよ。誰に苦情を言えばいいのか。頭の軽い元公子か、それとも尻の軽い相手の女か。全く、腹立たしい限りだ。


 それでなくても学園に通う事で問題が起きそうなのに、更に面倒が増えそうではないか。

 エドガーはますます寄ってしまった眉間のしわを指で延ばし、軽くかぶりを振って表情を整えると帰宅するべく足を進めた。





 エドガーは貴族にしては朝早い時間に目覚める。神殿通いしていた時の習慣の所為だが、朝食前に一仕事する時間が取れるので早起きは続けている。

 今日の予定にザッと目を通し、やるべき事を効率よく消化できるよう時間配分を考える。朝食時に書き留めたものを専属執事に渡して、すり合わせをして一日が始まるのだ。



 公爵家の三男だった俺は、半年前まで今代の神子と誼を結ぶために見習い神官をしていた。ずっと神官をつとめるわけではなく、側付きとして数年過ごしたら成人前に戻って長兄の補佐をする予定だった。

 学園へも神子の側付きとして同行するつもりが、御学友として侍ることになってしまった。

 

 まぁ、数年早く貴族社会に戻っただけなら良かったのだが後継になってしまったことの方が問題だ。

 例の「真実の愛」事件の所為で、ドロップアウトした元公子の取り巻きを中心に彼方此方で縁組が解消になったり、組み合わせが変わったりしたのだ。


 それにあぶれた令嬢の相手として、自分や神子が狙われるリスクが更に上がったのは間違いないだろう。

 神子に見初められ伴侶に選ばれるのは名誉な事、子は持てないにしても一生安泰であるし、その恩恵は実家にも及ぶ。だから、家ぐるみでその座をつかもうと手ぐすね引いている事だろう。


 神殿側もそう危惧したのか、神子に側付きとオレの他に同期の見習いの女を付けることにしたらしいが、アイツは付けた方が却って問題を起こしそうな気がする。大丈夫だろうか、不安しかないな。



 オレ達が通うのは学園とは呼ばれているが、勉学よりも成人前の子女の交流を主な目的としている。入学は任意で十四から十七歳のうち二年間となっている。ちなみに我が国の成人は十七で貴族の社交界デビューも同様だ。

 生徒は主に貴族子女と貴族家に所縁のある裕福な家の者で、ただの庶民は成績が優・秀・な・者・が特待生として数名いるのみだ。

 そんな中で、あの能天気はやっていけるのだろうか。朝から軽い頭痛がしてこめかみを揉む。


 護るべき神子よりもあの娘の方が気がかりな自分に我ながら苦笑してしまった。





 初めてアイツに会ったのは二年半ほど前になる。

 オレは十二歳になると家の意向で神殿に勤めることになった。貴族子息であり期間限定の事だから特例で家から通う事は認められていたが、神殿での身分は最初は見習いだ。

 そこで同期として引き合わされたのがあの娘だった。


 公爵家の子息で見目も良い自分に媚びへつらう様子もなく、ずけずけとモノを言うような女は初めてで、出自を聞けば庶民どころか孤児院で育ったのだとか。

 その割には擦れておらず単純思考。よく言えば素直で真面目な神官向きの性格だろう。そして、かなり思い込みが激しい娘だ。


 初対面の時からそうだった。


「初めまして。私はマルルよ。あなたと一緒で見習いになったばかりなの、よろしくね」


 栗色の髪に緑の瞳。日に焼けていて痩せている所為か目ばかりが自己主張しているが、よくよく見れば整った顔している。やや落ち着きのない言動が小柄な体格も相まって小動物を思わせる少女だ。


「栗鼠、いや子狸というとこかな……、発育不良気味だが」 

 こっそりつぶやく。


「いいこと、同じ見習いでも私は神殿での先輩なの。だから、解らない事はどんどん聞いてね。人に訊くのは恥ずかしいことじゃないのよ。みんな初めての時があるんだから。失敗してもおねしょ布団を隠すような真似をしちゃダメよ。困ったことは相談してね」


 などと、独りでべらべら喋り出した小娘に目が丸くなる。今までエドガーの周りにいたのは、子供でもそれなりのマナーを身に着けた者たちばかりだった。だから、自分と歳が変わらないのに何故か上から目線の小娘に呆然としているうちに、いつの間にか手にバケツやモップを持たされていた。


「神殿で一番大切なお仕事は、神子様が健やかにお過ごしになれるように身のまわりを整える事。つまり重要なのはお掃除よ。私達見習いの使命は、神子様のお住まいを塵一つ見逃さずに磨き上げ清浄な空気で満たす事なのよ」

「いや、違うだろう」

 鼻息荒く拳を振り上げる小娘に思わず突っ込んでしまう。


「いいから私についてきなさい。掃除する場所はたくさんあるんだから。先輩である私が効率のいいお掃除技術を伝授してあげるわ」

「待てよ、オレは掃除なんか……」

 掃除道具を抱えて部屋を出て行くのを慌てて追いかける。


「だから、待てってば、オイ。人の話を聞けよ」

 この娘との顔合わせが終わったら、指導担当の神官に神殿内を案内してもらう予定だったのだ。このオレが下働きのような事をさせられるはずないだろうが。


 持たされた物を投げ出すわけにもいかずに、動きを邪魔する荷物にイラつきながら後を追いかける。

 廊下の角を曲がると、娘は二人の神官と立ち話をしていた。

 そのうちの一人が指導してくれる神官で、オレを見ると軽くうなずいた。


「顔を会わせは済んだようですね」

「はい、なので、これから一緒にお掃除に回ります」


「ああ、いや、それは……」

「ちゃんと、私が教えますから大丈夫です」


 オレに声を掛けたのに、勘違いした娘が答えたので、指導担当の神官が少し困ったような表情で口ごもる。

 するともう一人の白髪交じりのグレイの髪をした初老の神官、確か筆頭側付きの司祭が鷹揚に頷いた。


「それは感心な事ですね。あなたたちの献身に神子様もお喜びになるでしょう。励みなさい」

「はい、お任せください」

 小娘がなぜか自信満々に無い胸を張って見せた。

 おいおい、勝手なことを言ってるんじゃない。溜め息をつく。


「ですが、司祭様、この者は……」

 何か言いかけた神官を目線で制してから、司祭はオレに微笑んだ。


「常とは異なる経験から得るものもあるでしょう。何事も学べる機会を逃がすべきではありませんよ。そして、あなたの経験したことや感じたことを、神子様のお側に侍った時にお耳に入れて差し上げるとお喜びになられると思いますよ。

 何しろ今お側近くにいるのは、老いぼれと(とう)の立った者ばかりですからね」


 目を細め、まるで孫の友達に仲良くしてやってくれ、とでも言うような口調で言われて思わずうなずいた。

 何だか丸め込まれた感じで、本人曰く先輩見習いのマルルと共に掃除する羽目になってしまった。


「掃除は上から下に」「舞い上がったほこりが落ち着いてから床掃除」だの「窓は一方向に拭く」だの一々細かい指摘をされながら周るのだが……。

 まあ、やってみればそれなりに面白かったかもしれない。


 その日だけか、精々数日の事だと思ったのに、三ヶ月も掃除や雑用をこなすことになったのはオレも想定外だった。そして、マルルとは身分や性別を超えて言いたいことを言い合える仲になった。

 序でに窓拭きが得意になったがそんなものは自慢にもならないな。


 ところが、その後しばらく経ってから思わぬところで弊害が出た。

 家の掃除具合が気になって仕方が無いのだ。階段の手すりの間や廊下の隅の埃。飾り棚のガラス戸についた指紋。ソファーの下のラグに絡まる髪の毛。

 ついつい指摘してしまうのだとマルルに話したところ顔を顰めて指差されたのでムッとする。


「やだ、あんたってば姑みたい。それって嫁いびりっていうやつでしょ」

「誰が姑だ。人を指差すんじゃない。失礼だぞ。お前はホントに無知で馬鹿だな」

「ああー、どっちが失礼なのよ。人に馬鹿って言う人が馬鹿なんですよーだ」


「馬鹿を馬鹿と言って何が悪い。大体オレは男だぞ。姑なんぞになるはずがないだろうが。いいか、姑というのは伴侶の女親の事だ。男親は舅というのだ。だから、オレは将来、舅と呼ばれることはあっても姑にはなれないし、お前と違って嫁いびりなんて低俗な事に興味はないから、そのような真似はしない」

 マルルは目を丸くして、口まで半開きにしている。


「そうなの、知らなかった。って、ちょっと待ってよ、私だって嫁いびりなんてしないわよ」

「まあ、そうかもな、どう見てもお前はいびられる方だもんな」

「えーっ、ウソ。何それ。やだ、ホントに?」


 頬を膨らませているのを揶揄えば、今度は眉を下げた情けない顔で、おろおろし始める。ころころ変わる表情と意味もなく手をバタバタさせている小動物じみた動きに笑いがこみ上げる。

 こんなペットを飼っていたら退屈しないだろうな。


「どうしよう。ねえ、どうしたらいいと思う?」

「そんなものは、オレに聞かれても困るな。将来の夫に相談しろよ」

 袖を引かれておざなりに答えたが何だか不愉快になった。


「えーっ、夫?夫って……。ん?あれ?」

 ウロウロ人の周りを歩き回っていたマルルがピタっと動きを止めたと思ったら、ポンと手を合わせて頷くと笑顔になる。


「やだ、私ってば嫁になんて行かないじゃない。うっかり忘れてたよ。良かったいびられる心配なかった。もう、エドガーが脅かすから不安になっちゃったじゃないの」

 笑いながら文句を言われ眉が寄る。


「なんだお前、ずっと神殿にいる気か?」

「うん、そのつもりだよ。ここは皆、親切にしてくれるし、どうせ働くならここが良いもん。孤児だからやっぱり職場が限られちゃうのよね」


「そうか……」

「あっ、でも優秀な子は孤児でも違うわよ。ちゃんとしたところに弟子入りしたりしてるから。でも、私みたいな普通の子はなかなか厳しい世の中なのよ」

 何時ものんきな顔をしていても、それなりに悩みはあるらしい。だから、つい軽口をたたいてしまった。


「神殿を追い出されたら家で雇ってやってもいいぞ。掃除専門メイドで」

「ええっ、エドガーにいびられるから嫌だ」

「そんな真似しないと言っただろう」


 大体、お前嫁じゃないだろうが。嫁に来るなら……、そんな事を考えた自分にハッとするが、ケラケラ笑うマルルの顔を見て力が抜けた。


「有り得ないな。公爵家の嫁なんてコイツには務まるはずがない」

 呟いて苦笑いしたがマルルには気づかれなかったようだ。


 後日、神殿での掃除の話を従僕にしたところ、それがメイド長まで流れて行ったらしい。そして興味を持った彼女の采配でメイドが代わる代わるマルルの下に、奉仕という名目の掃除研修に送り込まれることになるのだが、その時のオレは予想もしなかった。


 いつの間にか公爵家の掃除のレベルは密かに上がり、エドガーも埃を気にすることがなくなったのだった。 





 マルルとの研修(?)期間が終わり、当初の予定通りオレは神子の側付きになった。神子の部屋に詰め執務や身のまわりの世話を指導されながら覚える毎日を送っていた。

 マルルとは別行動になったが、神官の儀式等の講義や食堂で一緒になる事もあり、そんな時は情報を交換し合っていた。



「やっぱりさー、神子様って普通じゃないよね」

 食後のお茶を飲みながらマルルがしみじみと言うのに胡乱な目を向ける。


「当たり前だろう。現人神でいらっしゃるんだからな」

「うん、そうだよね。私らとは違うんだよねぇ」


 うんうんと一人で頷いて納得しているマルルを、何だコイツと思いながら眺める。


 先日、エドガーが不在時に神子がお忍びで出かけた事があった。その際に街で一騒動あったのだが、同行していたマルルも何か思う事があったらしい。

 時々、思い出した様に「神子様は……」などと言い始めるのだ。神官としては神子を畏敬するのは当然なんだろうが、なんとなく面白くない。


「でもさ、私思うんだけど、なんで神子様はずっと神殿にいるんだろうね。同じ場所に暮らすのってつまらなくないのかな?」

「何を言ってるんだか。ご降臨なさるのが神殿なのだから可笑しな事ではないだろう?」


「うん、そうなんだけど……。たまにはさ、農家だったり鍛冶屋とかパン屋とかでお過ごしになられたら、色々なことやれて楽しいんじゃないかなって思うのよ。あっ、うちの孤児院もいいかな。院長先生のゲンコツは他所ではもらえないしね。それに孤児だと人の優しさがとかが、よくわかるんだよ」

 腕組みして独りで頷いているマルルに呆れる。


「お役目はどうするんだよ?」

「ああっ、それがあったわね。お小さいうちからお仕事があるなんて、神子様ってお可哀想なのかも」


 不敬な事を言い出したマルルに、慌てて周囲を見渡すと白っぽい金髪を緩く結い上げてグレーの神官服をまとった年配の女性と目があった。

 優し気に目を細め微笑み、立ち去ったのは次期教皇候補の一人で、先代神子姫の筆頭側仕えだったマチルダ司祭だった。


 あの様子なら叱責はなさそうだが心証が悪くなったかもしれないな。考え込む自分をキョトンとした顔で見るマルルに何度目かのため息をついた。



 しばらくしてから、神子が時折孤児院を訪問するようになった。


「神子様って子供好きなのかな?」


 などと言っているが、どう考えてもこの間の話の所為だろう。不敬と捉えかねない事を口にして置いて、のほほんと笑っているのだから、オレだけ心配するのが馬鹿らしくなる。


 神子様も人智の及ばないお方だが、オレにとってはコイツも十分不可思議な生き物だ。





 それから季節が二巡りして神殿の毎日は穏やかに過ぎたが、世間では大公家の嫡男が側近共々どこぞの娘にとち狂って、独断で婚約破棄をして廃嫡されるなどという出来事が起きていた。

 その余波で自分は明後日に還俗することになったのだと、マルルに愚痴をこぼす。


「ああ、それ聞いたわ。この間、孤児院に手伝いに来てたおばちゃんたちが言ってた。ビッキでしょう?」

「はっ?なんだそれは?」

「知らないの?そういう沢山の男の人をたぶらかす女の人をカエルビッキって言うらしいわよ」

「それを言うならビッチだろうが。何だよカエルビッキって……」


「あら、違うの?やだ私勘違いしてたわ。そうよね、おかしいと思ってたんだ。尻軽なビッキなんて普通だもんね。

 ビッキのお尻が重かったら跳ねた時ひっくり返るんじゃない?カエルだけに……。 

 チョット、ここ笑うとこでしょ。折角のジョークなのにぃ、受けなかった」


「多分、お尻の重いビッキは起き上がれないわよね。そのまま干からびちゃうか、鳥のエサになっちゃうわ、きっと。可哀そうだけど自然の摂理なのね」

 相変わらずマルルは、コロコロ表情を変えながら一人でしゃべっている。


「あっ、ところで、ビッキじゃないのは分かったけどビッチって何のこと?どんな動物?」

 興味津々といった体で顔を近づけて来るマルルに、眉をしかめる。


「神官を志す者が、そんな下賤な言葉を口にするものじゃない。ましてやお前も女性だろう?

『鹿の角』の時の様にグレイス司教に指導されたいのか?」

「ええっ、そんなにいけない言葉なの?だっておばちゃんたちが……」


「市井の御婦人方と、お前では立場が違うだろう。見習いとはいえ、お前は神官なんだぞ。品位を持て」

「むぅ、わかったわよ。ごめんなさい。よく知らなかったの」


「半端に聞きかじるからだ。お前のようなものを市井では『耳年増』というらしいぞ」

「耳年増……。よく分からないけど、なんか嫌な感じ」 

 顔を歪めるマルルに苦笑しながら、コイツはオレがいなくなったら、誰が注意するのだろうか。大丈夫なのか……。



 その後、マルルが神子の側付きになって、学園に同行することになったと聞かされ、ますます不穏な雲行きになりそうな学園生活に頭を抱えることになったのだった。


「さて、どうなる事やら……」


 これからの学園生活を憂いながらも神殿での出来事を思い起こして、また神子やマルルと過ごせることが自分は嬉しいらしい。そんな自分に気づいてオレは苦笑いを浮かべた。

























視点を変えて続きを書こうと思ったのに、また、入学できなかった…… 。 「鹿の角」事件等については、よろしければ前作をご参照ください。


ところでビッチってメス犬なんですってね。 泥棒猫は聞くけど女性を指すのに犬はあまり聞かないような気がします。 国が違うからですかね。


個人的には彼方此方に愛想を振りまく小悪魔さんは猫のイメージがあります。

足元スリスリ甘えられたら、ついささみジャーキー貢いじゃいますから、なんとなく男性の気持ちもわかる様な。


あと、他のお話も含めて誤字報告ありがとうございます。助かっております。


本日は、読んで頂きありがとうございました。





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