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たった一人の《大罪人》〜唯一無二の天職で世界最強に〜  作者: 白崎 仁
第二章 解呪の宝石
9/18

事件後



ーー1ヶ月前


 あの事件の日、俺はラスランド邸を出た後、南へと向かった。俺たちのことを誰も知らないような場所に行くために。


 道中はベルフェゴールさんの『怠惰(スロウス)』の能力で俺たちの認識阻害をかけておいた。この能力のおかげで、俺は怪しまれることなく進むことが出来た。


 その後、南の要塞都市から少し離れた山の麓にあった誰も住んでいない古い家を借りて、そこを拠点にすることにした。


 その日から家のベッドにディアナを寝かせて、俺は色々な場所へ呪いについての情報収集に向かった。


 それで分かったのが呪いは呪術と言うらしく、普通は術者が死んだら解けるらしい。だが、ディアナにかけられたものは関係者たちを殺しても解けなかったので、また別の人がかけたか、呪術自体が特殊なものだったかの二択になる。


 前者の場合は術者自体を探す必要があるので時間がかかってしまう。とはいえ後者も俺が呪術について詳しくないので専門家を探さなければならない。どちらにせよ時間がかかってしまうのだ。


 どうしようかと途方に暮れていた時、一つの情報が手に入った。それはどんな呪いでも解くと言われる「解呪の宝石」の存在だ。それを見つけることが出来れば、術者のことも呪術のことも考える必要がなくなる。俺としてはとても欲しい。


 だが、この宝石はどこかの迷宮の最奥にあることしか分からないらしい。また、迷宮には多種多様な魔物がいる。その魔物は奥に行けば行くほど強くなり、攻略も難しくなる。今まで最奥に行った人はいないらしく、この情報も本当か怪しいのだが今は信じるしかない。


 俺はまず一番近いグランドバルク大迷宮に向かうことにした。グランドバルク大迷宮は拠点の近くの要塞都市エルゲルの地下にある。


 ただ、この迷宮に入るにはエルゲルの冒険者ギルドに行き冒険者になる必要がある。また、最奥まで行くには冒険者ランクを上げて最上位のSランクにならないと行くことは許されないのだ。


 こうして俺は冒険者となり、クエストを何度もこなした。そして現在Sランクになるための試験を受けようとしている。



「僕はハイド=デッドリーです。ハイドって呼んでください、ローザ」


「分かったわ、ハイド」


 俺はローザという女の子とペアになり試験に挑むことになった。女の子と言っても俺と年齢は変わらないと思う。


「よし、全員ペアが決まったみたいだな。それじゃあそれぞれの討伐目標を決めていくぞ」


 こうして、それぞれの討伐目標がくじ引きで決められていった。俺たちの討伐目標は「剛竜ヘリオン」だ。


 ヘリオンはSランクの討伐目標の中では難易度は低い方なので運がよかったと言えるだろう。Sランクほどのクエストとなると時間もそれなりにかかるが、早く終わらせて解呪の宝石を取りにいかなければ。


「各自、討伐目標と階層の確認は終わったな?なら、早速準備をして出発してくれ。解散ッッ!!」


 ギルド職員の話が終わったので俺たちはこれからのことについて話すことにした。


「どうする?もう行くか?」


「私は準備してきてるし大丈夫よ」


「よし、なら早速行くか」


 こうして俺たちは迷宮の内部に向かった。 

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