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ハーフムーン  作者: 人生輝
5/7

5日目。

*** 5日目(金曜日)***

雨は未明には止んでいたようだ。


オレの会社は当然の如く、”週休2日”で土日が休みである。

だが、週末への期待感は離婚してから全く無くなっていた。

その割に”窓際族”である為、金曜日も定時帰れる。

時間だけあって、何も楽しくない週末を長い間続けてきた。


この日も定時に終わり、”いつも通り”に地元の駅に着いた。

そして、別に不思議でもなくなったが、改札を出た所で、唯が待っていた。

服装・メイクは”いつも通り”派手だが、今日の唯は様子がおかしい。


「こんばんわ。」と、オレに挨拶する際、かなり静かに話しかけてきた。

「こんばんわ。どうした?」と聞いてみた。

「明日、明日は予定あるの?」

「一応な」

「何処か行くの?」

「まあ、大したところじゃないけど・・・。朝から府中の競馬場へ行くよ」

「競馬やるんだ?」

「一人もんだから、他に楽しみもないしな」

「じゃあ、明日、ワタシも連れてって!」と突然いつもの調子に戻ってオレに言ってきた。

「君には面白くないと思うけど」

「いいの。いいの。行ったこと無い所へ行ってみたいから。で、明日何時にここに来ればいい?」と唯。

「判った。じゃあ8時半でいいよ。ここで待っている」

どうせ1人で行こうが”万馬券”でも当たらない限り、余り面白いものではない。

少し”変わった女”と行った方が何も無いよりいいだろうと思い、彼女と付き合うことを受け入れた。


「今日は帰るよ。じゃあ、明日8時半ね」と、彼女は素直だった。

「判った。待ってるよ」とオレは言い、彼女とその場で別れた。


その後オレは、近くのラーメン屋に寄った。

”ラーメン餃子定食”にビールを付けて頼んだ。


「少しは楽しい週末になるかな?」とオレは期待し、グラスでビールを飲んでいた。

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