第8羽
「こうなったら、戦うぞー!!」
なんでそうなるんでしょ?
まぁ、僕もそのつもりですけど・・・・ふふふ・・・
「僕に良い考えがありまっす!!」
今日の僕は本気モードですよぉ・・・・うぉぉ大ぉ!!
「なんや?」
ビールさんもやる気ですねぇ・・・
「網の中に入るんですよ!」
僕の1言で、みんなは困惑しているよう・・・
当たり前かな?
「そないなこと出きるんか!?」
なッさけない声を出してるのは、なッさけないコーラ君です。
なッさけない
「なッさけない」
「めっちゃ傷つくから止めて!!」
「やだ♪」
「おい!!」
こんな時でもイジるのは楽しいものです♪
「まぁ、こんな奴はどーでもいいとして・・・・」
「ヒドイやん!!ビール」
「つっこまんでええねん!!うっとぉしいな」
「・・・・」
あぁ〜あ♪
リアルに落ち込んじゃった♪
楽しい
「で、どんな作戦なんや?」
ビールさん食いついてきますねぇ・・・♪
「それはですね・・・・さっき見た時、若干空いてる所があったんですよ。僕ぐらいの大きさなら入れそうなぐらい」
「そこから入るつもりか?」
「はい」
ご名答♪
「まさか、女を入れるわけにはいけないですから♪」
「そうやな・・・・俺やコーラじゃ入れんやろうしな」
「でしょ?」
僕が入るしかないし・・・・
この作戦しかないってわけです♪
「ダーリン・・・・」
ココアが心配そうな顔をしてるけど・・・・仕方がないことだ。
僕しか出来ないし、僕以外の人にやらせるつもりもない。
あそこは僕とココアの家だからね♪
「大丈夫だよ♪」
内心腸煮えくり返ってるが、ココアの手前笑顔で話す。
ニコニコ・・・
頬の筋肉が・・・・
「じゃッ!!この作戦僕だけでいいんで♪」
ぶっちゃけ他の人いらないんですよねぇ♪
「おい!!」
「そこはさァ〜」
「知らない♪」
「「おい!!」」
ギャーギャー言っていたビールさんとコーラ君も何とか承諾?してくれました♪
良か良か♪
僕は1人・・・・僕とココアの愛の家に向かいました。
「たのもー!!」
ってちょっと違うか♪
とにかく手筈どうりに行こうっと!!
少し窮屈ながらも何とか進入に成功♪
さすが僕♪
惚れる!!
『お母さん!!ハト入って来とるで!?』
むッ!!
人間の声・・・・この声どっかで・・・・
『えぇ!?嘘やろ、網張ってんで?』
『でも、入って来てるやん』
『ほんまや!!すごいなァ・・・どないして入ったんやろか?』
やっぱ僕スゴイよねぇ♪
天才♪
『あそこのちょっと空いてるとこから入ったんちゃん!?』
『えぇ!?あんなとこから?』
『あそこから追い出して、塞げばええやん』
『そやな』
えぇ!?
マジっすか?
ガチでやっちゃうんすか?
ガチャ
なんか、人間出て来たァ!!
・・・・あァ!?
あの子・・・あの時の中学生・・・・僕達の名前を付けた・・・
・・・・ぎゃァ!?
油断っていうか、驚いてる間に追い出されてしまった・・・・
ってか、なんであの子が?
名前を付けてくれたのに・・・・
なんで?
人間は・・・・自分勝手だ・・・・




