第7羽
いつもの日常・・・になるはずが・・・・
事件っぽいものがおこってしまいました・・・・・・。
「大変や!!コーヒー!!ココアちゃん!!」
「なんですかぁ?騒々しいですね?もぐもぐ」
あー、美味しい
どーも。コーヒーです♪
今はココアと一緒にビールさんとレモンさんと屋上でご飯を食べてますです。
んで、今コーラ君が来たわけです。
「飯なんか食うてる場合ちゃうって!!」
ぴくっ・・・なんか?
「ご飯を侮辱するとは、何事かぁぁぁぁ!!!」
がっちゃん!!
「ダーリン、ちゃぶ台ひっくり返さないでよ!!」
「ご飯は守ったから大丈夫♪」
ご飯のガードは完璧だからねぇ♪
「コーヒー、ココアちゃん、そないなことしてる場合ちゃうねん!!」
なんでしょうねぇ・・・
コーラ君は・・・
「どうしたんですか?」
「やっと聞いてくれたかぁ・・・」
だって、別に聞く気なかったですし♪
「実はな・・・ちょっと待てよ!待てよ!落ち着けよ!?」
「あんたが落ち着きなさい!!」
レモンさんナイス!!
「そやな・・・そやなぁぁ!?」
落ち着こうよ♪
「オチお付け!!」
「意味が分からんで!?ビール!?」
「ノリや♪」
よしよし♪
「えっとな・・・」
「はい」
「・・・・コーヒーとココアちゃんが家にしてる人間のベランダ・・・網張られとうで・・・?」
「「「「えぇ!?」」」」
嘘でしょ!?
「コーヒー!!ココア!!はョ様子見に行ってきィ!!」
「はい!!」
ビールさんの言葉で方針状態だったココアも僕に着いて来た。
後から、コーラ君、ビールさん、レモンさんも着いて来てくれている様だ。
「あぁぁぁ!!」
家に着いて、僕が見たのは・・・しっかりと青っぽい色の網を張られている変わり果てた家の姿だった・・・
「・・・・」
ココアはショックで声も出ない様子・・・
「こりゃヒドイな・・・」
「だね・・・」
ビールさん達が何か言ってるような気がしたけど、僕の耳には何も入ってこなかった。
これからどうすればいい?
ここに住めないと僕達は・・・僕とココアはどこにもいく所がない。
「とりあえず・・・一旦、屋上に戻ろうや?」
動揺を隠せない様子のビールさんの声・・・
「そうですね」
ここでずっとこうして居ても何も変わらない・・・
僕はビールさんの言葉を受け入れた。
〜屋上〜
「大変なことになったな・・・」
必死に搾り出したかの様なビールさんの声・・・
他のみんなも落ち着きがない。
ココアは・・・
泣き崩れている。
僕はココアのこんな泣き顔を見たのは、2回目だな・・・と考えていた。
1回目は・・・まだここに来て間もない頃だった。
「ダーリン♪」
「ココア♪」
あの時僕達は幸せの絶頂だった。
なぜなら・・・
「もうすぐね、私達の始めての子供が生まれるのは♪」
「あぁ、楽しみだなぁ♪」
初めてココアが僕達の子供を授かったのだ。
っと言ってもまだ卵が孵ってなかったけど・・・それでも、世界で1番幸せなんじゃないかって言うぐらい幸せだった。
「じゃぁ、行ってくるよ♪」
「行ってらっしゃーい!」
ある日、僕は子供のために暖かい巣を作ろうと材料を探しに出かけた。
これが間違いだったなんてあの時は思いもしなかった。
「ただいまぁ♪」
帰って来た時・・・ココアは肩?を震わせていた。
あの時の僕は、何がなんだか分からなかった。
「どうした?」
震えるココアの肩を抱き優しく訊ねた。
「赤ちゃんが・・・」
ココアの泣いている理由が分かったとき、僕も泣きそうになった。
さっきまでここにあった卵が・・・
なかったからだ。
「なんで?」
僕の動揺を声で感じ取ったのか、ココアは涙を拭き、状況の説明を始めた。
ココアの話では、この部屋に住んでる人間に卵を取られたようだった。
この時のぼくは・・・・怒りで頭がいっぱいだった。
人間だって・・・自分の子供を殺されるなんて・・・・嫌なはず・・・・なのに・・・
差別じゃないか!!
そう思っていた。
今・・・あの時と同じような怒りを覚えている。




