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HATO!!  作者: みなつ
3/10

第3羽

「んで、ここが屋上やでぇ♪」

「へー・・・広いですねぇ!!」

「やろ!?ここに結構人たまっとうねんで!!」

「ほぇー」

あ、どうも。コーヒーです!!

今、昨日お友達になったコーラ君に町??を案内してもらっています。

ココアはレモンさんとおしゃべりに花を咲かせています。

「よー!!コーラやん♪」

「おー!ビール久しぶり!!」

「久しぶりって一昨日飲み会したやんけ!!」

「そうやったけ?」

「そうじゃ」

コーラ君にビールと呼ばれた人はもちろんハトなんですけど・・・

体が大きくお酒を片手に持っている。

顔が少し赤い・・・お酒を飲んでいたようです

「ん!?なんやそいつは??」

おそらくビールという人が僕に気付きました。

「おー、こいつなぁ・・・昨日引っ越してきたばっかのコーヒーってゆうねん♪」

「初めまして、コーヒーです。」

とりあえず自己紹介もどきなことをした。

「おう!!よろしくな!!コーヒー」

「はい!!よろしくお願いします。」

見かけによらずいい人っぽいなぁ・・

「よっしゃ!!じゃあ歓迎会で酒飲むぞー!!」


「また飲むんかい!!」

「がっはっはっはっは!!飲むで、飲まなやってられへん!!」

なにがあったんでしょ??

ま、まさか暗い過去が!!

・・・そうか、そうだったのですね・・・顔にある大きい傷にはそんなわけが・・・

そうだったのですか・・(コーヒーはひそかに妄想癖です)

「なにコーヒー泣いとんねん!?」

「うっう・・・ビールさん!!!!!!!」

「おう!?なんや??どうしたんや??」

ちと困ったような顔を見せているビールさん

「飲みましょう!!とことん飲みましょう!!」

「おう!!!話しの分かる奴やんけ!!よっしゃ飲むでぇ♪」

「過去がなんだっていうんですか!?ねぇ!!」

「お、おう・・・そやな・・・」

なにがあったんや!?って顔をしているのはコーラさんです。


とういうわけで飲み会開始です。



「ビールさん!!」

「おう!なんや!!!」

「過去は振り返らずいきましょう!!」

「そうやな!!」

「リストラされて、女に逃げられて、酒にあぶれて、胃をぶっこわして、ずっきゅーんってなったことなんて忘れましょう!!」

「おう!!・・・ってなんでやねん!!」

「え!?違うんですか!?」

「違うわ!!なに俺を可哀想ポジションにしようとしとん!?」

「楽しいかなって!?」

「なんでちょっと疑問系!?」

「それほどでも!!」

「会話になってへんから!!」

「おーいえー」

「なにが!?」

「なんでちょっと疑問系??」

「今のはちょっと疑問系であっとうやろーが!!」

「おーいえー」

「会話しようぜ!?」

「なんでちょっと疑問系??」

「もうええわ!!」


「おーい・・コーヒー、ビール大丈夫か??飲みすぎちゃうか??」

「「莫迦野郎ばかやろう」」

「いやいや、漢字間違うほど酔うとうやん!!」

「酔うとう思うから酔うねん!!」

「そうだ、そうだ!!」

「いやいや」

「なにがいややねん!?」

「レモンさんか!?」

「違うわ!!」

「あー、レモンちゃんちと、キツイからなぁ〜!!」

「そうなんですか!?」

「いや、だからちゃうって!!」

「そうやねん!」

「確かに漫才もどきのことしてた!!」

「そうやろ!!ってそれは関係ないやんけ!!」

「そうでしたぁ♪」

「おちゃめな奴めぇ♪」

「エヘ♪」

「おい、お前ら」

「エヘ♪」

「聞けって」

「ほほほほほ♪」

「いやちょっと・・」

「もう、脱いじまうか!?」

「脱いだら、ハゲですよぉ♪」

「そーやったぁ♪」

「ハーゲ♪」

「はーねがなーい♪」

「あはははははっはは♪」

「なぁ・・ちょっと、俺の話し聞いて・・・」

「きゃははははははは♪」

「わっはっはっはっはっはっは♪」

「いや・・・お願いします。聞いて下さい。」


飲み会は、夜中まで続きました♪

この飲み会で友情が芽生えましたとさ☆

えっと・・・

会話ばかりなのは、あえてです。あ・え・て!!

べ、べ、別に単に会話が好きって訳じゃないですからね!!

あえて、あ・え・て!!

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