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超人クラブ 先生のフィアンセ その3

「聞く耳持たないわ。こんな破廉恥な事するなんて」

「だから、誤解ですって」

義之は椅子から立ち上がってひかりの所に行こうとし

未だに自分が靴を履いていることに気が付いて慌てて外靴を脱いだ。


「先生、サイテー。

 jkと付き合ってるなんて。それも合いかぎ渡す仲だなんて」

仁の脳内で菊留先生はJKと援助交際をしている

鬼畜教師のイメージで凝り固まっている。

「えっ」

仁の言葉に先生は再びギョッとなった。

「違いますよ。彼女は」

「おい、こら、誰が可愛いJKだ。私はねー。社会人なの。」

可愛いだなんて一言も言ってないし。


「社会人?」

呟いて何度も目を瞬いて相手を見る。


草食動物を思わせる黒目がちな双眸とセミロングの艶やかな黒髪。

風呂上がりの血色の良さのせいか。一段と表情があどけない。

だから、高校生に間違えてしまったのだか、よくよく見れば顔立ちにそぐわないクールさを持ち合わせている。


「こちらは椚木ひかりさん。れっきとした私の婚約者です。」

「えーっ、コンニャク者じゃなくて婚約者……。

 まったまたぁ~うそでしょ。だって15歳くらいにしか見えないし」


コホンと咳払いして真面目な顔つきで説明する先生にギャグをかました仁はついでとばかり失礼な事を言う。

先生は仁の言葉を聞いて慌てて口を塞ごうとする。


「だれが、15歳だ。私は25歳よ。れっきとした大人なんだから。」

「えーっ、おばんじゃん。」

「こらっ、佐藤君。失礼な」

ひかりは気色ばんだ。

年下にみられるのも嫌だが年上にみられるのはもっと嫌だった。

「せんせ、どいて」

「えっ?」

「そこの礼儀知らずに思い知らせてやる!!」

「ちょっと、ひかりさん、落ち着いて」


見かねたアレンが騎士のように片膝をついて咄嗟にひかりの手を取り指先にキスをして申し述べた。

「素敵なお嬢さん。お会いできて光栄です

 彼は私の友達です。私に免じてどうか彼の無礼お許し下さい。」


突然の事に彼女は顔を赤くしたが白い詰襟の長衣を着こなしプラチナブロンドの髪をしたバイオレットアイズの青年をしげしげと眺めた。

そして、ひかりはおおよそこの小説に似つかわしくないセリフを吐いた。


「……なかなか、処世を心得た青年じゃないの。そっちの青二才と違って」





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