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超人クラブへようこそ その5

真夜中、携帯の着信音が鳴った。

眠い目をこすりながらベッドわきのサイドテーブルに手を伸ばし携帯を取った。


「……はい、菊留です……」

「僕です。先生、角田です」


「ああっ、すみた君?なんですか、こんな夜中に」

「先生、メール見てないでしょ」

「メール?充電してなかったので、昨日は携帯に電源いれてなかったんです」

「ああっ……やっぱり」

 ため息交じりの非難めいた声。


「……もう、いい加減、眠いから明日でいいですよね」

「そっか、だから、僕のところに入ったんだ」

「……なんって?入ったんですか?」

「泉からです。助けてって」


「泉さんから?」

「……先生、部会、三日後だったよね、緊急招集かける?どうする?」

「……やれやれ、彼女、また、なんか拾ったんでしょうねぇ……」

「たぶん、そんなとこだと思う……」


「……一斉送信で 明日、緊急招集、場所、時間いつもどおりに、でお願いします」

「了解しました。じゃ、お休み先生」

「お休みなさい、角田君」


電話を切って着信メールの確認をすると泉加奈子から写メが送られてきていた。


にっこり微笑んでピースサインを取る泉加奈子の後ろにどす黒い靄のようなものがまとわりついている。


写メの下に以下のような言葉が申し添えてあった。


菊留先生

 たすけて

 こわくて眠れない

       泉 加奈子


メールなんて寝る前に見るものではないとつくづく思う。

文字通り眠れぬ夜を過ごすはめになりそうだった。





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