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プロローグ
俺は小杉 智一15歳だ。
智一は10年前のことを思い出していた
~10年前~
???「ともくんすき、しょうらいけっこんする。」
智一「ぼくもあおいちゃんとけっこんする。」
ともかずは小さいころの葵と将来結婚する約束をした。まあありがちだがよく子供の時に言うことだ。けっきょくのとこ大半は結婚しないのだが。
~10年後~
智一「葵元気かな」
葵side~
私は日向葵15歳
葵は一週間で記憶なくしてしまう健忘症だ
本人には知らされていないので自分がなぜ一週間で記憶をなくしてしまうのかはわかっていない。
だが無性に「ともくん」というのに反応してしまう
葵「なんで「ともくん」っていう言葉に反応してしまうの?
ともくんとはいったい誰なのだろうか、高校になったらわかるのかな」
~智一side~
智一はこの四月から家の近くの高校に通うことになった
4月1日
担任の先生がコミュニケーションのために自己紹介を始めた
先生が終わったら次々に自己紹介をしていった
智一「俺の番か」
智一「これから三年間、よろしくお願いします」
ふと窓際に座っていた女生徒が気になった
智一「どこかであったような」
終わったら次々に自己紹介が流れ、ついにあの女生徒の番に
葵「日向 葵です三年間よろしくお願いします」
智一「葵?葵か!!」と思わず声を出してしまった
葵「!!」
周り「・・・」
智一「あ、すいません」と席に座った
先生「まあ、いろいろありましたがこれからよろしくお願いします」
葵「あの子誰だろう」
智一「恥ずかしい」
周り「( ´∀` )ケラケラ」
???「よお、さっきはおもしろかったぞ」
智一は顔を上げた
智一「誰?」
???「あ、悪かったな。俺は桜木 連よろしくな」
智一「桜木君よろしく」
連 「連でいいよ、なんか変だし」
智一「連よろしく」
連「おう、よろしくな。でさっきさ叫んでたけどどうしたの?」
智一「あ、さっきのは忘れてくれ」
葵「智一君?きて」
智一「お、おう」
葵がやってきて
葵「あなたは私のこと知ってるの?」
智一「覚えてないの?小さいころともくん葵ちゃんの中だっただろう?」
葵「覚えてない。私は一週間しか記憶保てないの、だから、過去の記憶はないの」
智一「そうなのか」
智一「えぇ!!過去の記憶がないの?」
葵 「うん、友達との記憶がないの。なんでなのかわからないから、どうしていいのかわからないの」
智一「そうなのか、わかった。一度、お前の親に会いたいんだけど」
葵 「なんで?」
智一「いや昔あったんだがもう一度会いたくてな」
葵 「そう、わかった」
智一(推測だが葵が記憶なくなる原因を親は知っている可能性がある。なぜ、本人に言わないのかききたい)
4月15日(土) 智一は葵の家に来ていた
智一「ここが葵の家か」
「「ピンポーン」」
???「どちら様でしょうか」
智一「葵の友達の小杉智一といいます」
???「智一?あ、ちょっと待っていてね」
ガチャ
???「智一君お久しぶり葵の母の華子です。覚えている?」
智一「こんにちは、華子さんお久しぶりです」
華子「こんなに立派になって、立ち話しもあれだからどうぞ」
智一「ありがとうございますお邪魔します」
華子「葵は今お父さんと買い物に行ってるから少し待っていてね」
智一「あ、そうですかわかりました」
華子「智一君もこんなでかくなったのね」
智一「葵さんのことについて聞きたいんですが」
華子「うん、聞くと思った。どこから聞きたい」
智一「聞きたいことがありすぎて、何から聞いていいのか、じゃあいつからああいう状態なんですか。」
華子「そこから話すはね。葵がああなったのは10歳の時、あの後智一君が引っ越してあれだけど兆候が表れたのはその時からかしら」
華子「もの忘れが多いのは私もだったんだけど、さすがに多すぎて病院に行ったら健忘症だって言われたわ。私は自分を責めたわなんでこんな病気の子で産んでしまったのかって一度は自殺も考えたのよ。でも家族の支えがあってここまでやってきたの。葵のお兄さんいるでしょう?あの子のおかげかもしれないわね」
智一「このことは本人知らないんですか」
華子「うん、知らないと思う。」
智一「なんで言わないんですか」
華子「いうとショック受ける可能性があるから言わないだけなの」
智一「わかりました」