表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
小学生に教わる庭球講座  作者: いさまた
52/75

52話

前回のあらすじ

旅館につき、五人はテニスを楽しんでいた。

「今度は斉木と唐崎と睦美と加奈ちゃんで」


そう言い圭介と池波さんがコートから出て斉木と唐崎がコートに入る。


「よろしくね、加奈ちゃん」


「こちらこそ、よろしくお願いします!」


加奈が深々と礼をして顔を上げる。その楽しそうな表情に唐崎が一瞬後ずさり何か言った。口の動きから可愛すぎると言ったと思われる。


「じゃあ、睦美ちゃん、いくね」


ラケットを軽く頭の上で左右に振り唐崎が軽くボールを打つ。睦美は最初からその打球を全力で打つ。加奈が重い打球に押されつつもなんとか返す。その甘い打球を斉木は容赦なく唐崎の左側に深く打ち込む。


「ちょっ、今のはむりだよ」


「ごめんなさい、私がちゃんと返してたら」


加奈が謝ったため唐崎が必死に気にしないでいいよ、と繰り返す。


「やっぱり、このメンバーだと加奈にとって厳しいかな、睦美は小学生の全国レベルな上、苦手とするパワー選手だからね、もう一人は男子高校生で中学の時に関東メンバーだったからね」


ベンチで圭介と池波さんがラリーの様子を眺めていた。


「それは今回の試合で上達すると思うよ。それより、ラリーじゃなくなるだね、やっぱり」


「そうだね」


圭介達はコートで行き来する打球を首を右左と動かして見ていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ