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小学生に教わる庭球講座  作者: いさまた
43/75

43限 それぞれの予定

前回のあらすじ

圭介は池波さんとの1ゲームの試合に勝つことができた。

「海?」


壁打ちの休憩中に海の話をする。


「加奈と睦美と斉木と唐崎も一緒に行くんだけどどうかな」


「え、行っていいの!」


海に誘うと池波さんは嬉しそうな声を出す。いつ話せばいいのか悩んでいた自分がバカに思えた。


「加奈も来て欲しいって行ってたし来てくれたら嬉しいかな」


恥ずかしいセリフだなと思い、圭介は照れる。


「細かな日付は決まってるの?」


楽しそうな声で訊いてくる。


「お盆やすみに行こうって話しているけど具体的な日程はまだ」


「そうなんだ、お盆辺りならいつでも大丈夫だよ、特に用事もないし」


「みんなもそんな感じだからもう一回メールか何かで連絡するよ」


「ありがとう」


とっても嬉しそうな表情な池波さんに圭介の心臓の鼓動が早まっていた。そしてその後も練習して帰宅した。池波さんは嬉しさのあまりテニスコートの練習はどこかにいってしまっていた。


「ただいま」


そう言い家に入るが誰もいなかった。今日も睦美はテニススクールに行っているようだ。圭介は久しぶりの一人に不思議な気分を感じながら昼食の支度を始める。間もなくして加奈が帰宅し、昼食を食べる。


「ところで池波さんも海に行くって」


「え、お兄ちゃん、もう誘ったの」


圭介がうだうだすることを予想していたのか加奈が驚く。圭介はそれを見て誇らしげな表情になる。


「やるときはやるんだよ」


調子いいことをいう圭介。


「なんだ、それ」


と加奈が笑ったが圭介は表情を変えなかった。


「ところで加奈はお盆ってどれくらい休みなの?」


ちょっと待ってて、と言って部活の予定表のプリントを持って来て確認する。そこにはびっしりと部活の予定が詰まっていた。


「13から16日が休みでその日はまだ予定もないから大丈夫だよ」


「分かった、他の人たちも訊いてみるか」


そう言い夕飯後、メールを送るとすぐに斉木と唐崎から返信が来る。どうやら13から16日と加奈と同じようだった。後は睦美の予定を聞くだけとなった。





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