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少女の自語り  作者: ちょ
4/4

潮干狩りくっきんぐ

ある日仲の良い母の友人家族に連れられて

私だけ潮干狩りと言うものをさせてもらった。

人生において未だに最初で最後の潮干狩り

とても楽しかったことを覚えているし

帰りに大量のアサリを持たしてもらい

帰宅したときに父や母をおおいに驚かせ

その日は家族みんなで楽しく食卓を囲んだ。


そんな事があったなーと思いながら

社宅の駐車場で石拾いをしていると

なぜか石にまじって大きな貝殻が沢山あった

すげぇー!って思ってバケツをもちだし

形が崩れてないもなを集めて宝物にしていた…

が、翌朝には貝殻は姿を消し

どこを探しても見あたらず。

落ち込みながら家に帰ると

るんるんでご飯を作る母の姿が目に入った

まだご飯はできてないのかーと思いつつ

てきとーにテレビでも見て時間をつぶしたと思う

いつの間にか父も帰ってきていて

夕飯をみなで囲んで食べ出した

父は味噌汁をズズズッとのんで目を見開き

驚いた顔で「なんじゃこりゃ!」といい

私も急いで味噌汁をのぞくと、そこには…

前日に私が一生懸命拾った貝殻があった。

それで私は全てを察した。

あぁ母は潮干狩りと間違えてるんだ!っと…

ただ父はずっと不満げで「身が無いじゃないか」

とか「何の貝じゃこれ!」と口愚痴言ってると

母がドヤ顔で「准がとった貝よ!」と…

父は私にターゲットを変え

「なんだこれわ?悪戯かぁ?」と迫られ

何がなんだか解らず黙っていると

頭に父が持っていた茶碗がクリティカルヒット

そのまま記憶がとぎれている私。


それ以降、我が家では潮干狩りは禁止になった。

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