0.3 お腹すいたのでみんなで山へ行きます。
「みんな、見てこれ!」
陽葵が嬉しそうにみんなに言った。
陽葵が両手に持っていたのは少しホコリの被った1冊の本だった。
「なんの本?」
「この森のについての本だよ!」
「食べられるキノコとか草とかだって!」
陽葵はみんなの真ん中にその本を広げて見せた。
そこには、この森について詳しく書いてあった。この森で食べられるもの、逆に食べられないもの。そして、絶対に立ち入っては行けない場所。この森はみんなが思っていた以上に危険な場所であることがわかった。
「よし、これは俺の出番だな!!」
意気揚々と、前に出てきたのは山本 流星だった。彼は、自然が大好きでよく一人で山に行っては自作の図鑑を作るほどの自然好きであった。
「そうだな!」
蓮が嬉しそうに言った。
──────
3年B組は外に出て探索を始めた。
ここに来るまでには疲れてよく見ていなかったがたくさんの果物や植物があった。
「この果物形がいちごに似てない?」
空が手に持っていたのはいちごに比べると少し小さいが色味が似ていた。
「えっと、これはスカルートベリーだって」
流星が本を覗きながら言った。
スカルートベリーはとても甘く酸味が少ないこの国でも人気の食べ物であると書いてあった。
「これ食べ物なんだ!」
陽葵が嬉しそうに言った。
そしてスカルートベリーを取れるだけとった。
「今日はこれでしのぐしか無さそうだね。」
流星が少し悲しそうに言った。
もう少し森を探索したそうだったが何がいるか未知の森で長くいるのは危険だと判断したらしい。
「そういえば、ここの近くに川があったよね?」
花が帰ろうとするみんなに言った。
たしかにこの近くに水の流れる音が聞こえていた。
「確かに水を確保できるのはありがたい。」
流星も頷きながら同意した。
そうして、、みんなは川に向かって歩き出した。
──────
「あった!」
歩いてから、数分の場所に川があった。
「こんなに近くに川があるって、美味しそうなスカルートベリーがあるのってあの家結構立地良くね?」
蓮がうんうんと頷きながら言った。
「まぁ、確かに。蓮にしては正しいこと言うじゃない」
花が少し納得いかないようなに言った。
「おい、」
一言余計だぞと言わんばかりに怒っていた。
──────
「てかさ、この水飲んでもいい水なの?」
空が不安そうにいった。
確かに川には見えない細菌がたくさんあるからそのままでは飲めないだろうが
「この本にはね、川はそのまま飲んでも平気だって書いてあるよ」
流星が言った。
どうやらこの世界では川には細菌がいない。一体何故なのかは分からなかったが。
「じゃあ3日分の水をくもう。!」
それからみんな足がびしょびしょになりながらもしっかりと人数分で3日分の水をくんだ。
「みてみて、あのお魚めっちゃ綺麗な色してない?」
陽葵が指をさしながらいった。
その魚はキラキラしていてこっちの世界で言うアユの異世界版みたいな魚だった。
「これは、ネコロアユだって。」
「食べれるの?」
「食べられるし美味しいって書いてある」
それを聞いた瞬間みんなは至る所にいるネコロアユを捕まえていた。その結果人数分の2倍の量を捕まえていた。
「みんなびしょびしょ」
大笑いしながら陽葵が言った。
「いや、陽葵もびしょびしょじゃん」
花も笑いながら言った。
みんなは風邪をひかないように早く家に帰ることにした。
──────
「てか、みんなびしょびしょだけどお風呂ないじゃん」
花がそういえばという感じで言った。
「いや、あったよ」
陽葵がケロッとした感じで言った。
「えっ、あるの?」
「うん、さっき気になって家散策してたら5人ぐらいづつだったら入りそうなお風呂あったよ!!お湯も出てたし。」
そして陽葵が案内してくれた。
本当にお風呂があった。
お湯も出る。
疲れた体にいちばん求めていたものだった。
「じゃあお風呂入りますか―」
第3話を見て下さりありがとうございました!
少しづつ3年B組も異世界になれてきたんでしょうか?良かったら次回も見てください。
キャラクター紹介です⤵
○山本 流星
自然が好きで異世界に来る前はよく一人で山に行っては自作の図鑑を作っていた




