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暗転と  作者: 石葉竜
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天涯

 今までの生きてきた中で、どれほどの「あと2秒だけ」があっただろう。

2秒というのはアっという間の時間。しかし、僕はその2秒を気にも留めず保留の時間とすることに より、耐える事をせず時の流れに身を任せて生きてきた。 今でもそうだ。


 何事も起こらない、淡々とした日を連続させて生きてきた僕はもう30才、、、

責任から逃げ続けている大人と言う着ぐるみを着た子供だ。 きっとこの先、2秒と言う時間を保留していくだろう。 暗闇に彷徨い、茨の地面を這いつくばって死んだように生きて行くだけなのかもしれない。 何も無い、探さない、得ようとしない、僕はこの時計と一緒で孤独なのだ。逃れることが出来ない孤独に僕は耐えることが出来るのか?


 この問いかけに、空の果てから降り注ぐ孤独が「それでも生きよ、人間を真っ当しろ。」と応えてくれている気がした。 それは、孤独を受け入れた上で妥協して生きていけと、、、 人が人であるが故に、人として生きて、出会い、別れ、貧乏、富豪、恨み、嫉み、孤独をかかえなければならない。


 しかし、僕はその孤独を未だ全て受け入れられていない。


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