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あねもね  作者: 京橋藍
3/3

黒安

ほとんどが玲人の独り言ってか心境です。


「おはよ。玲人っ!お前今日も遅刻かと思ってたのにざーんねーん。

 なんで遅刻しないんだよっ!お前が遅刻したら朝のHRは短くなんのによー。」


「ウザいから黙ってろって。」


「うわ。ウザいとかひどーいっうわーーーーんっ」



「きもい。一回死んできなよ。いや、一回とは言わない。永遠に帰ってくんな。」


「酷さが増してんぞーっ!ひどとのばかやろー」


「…………」


「無視っ?!シカトかよっ」


こいつは木崎慎也(きざきしんや)。幼稚園のころから一緒な



ただのバカ。



「あ、そーいやさ、お前の妹…莉奈チャン?だっけ?なんかさ、

 5組のやつが告ったってんだってさ。

 お兄ちゃんとしては嫌じゃね、ほら…5組の…確か…

 黒安(くろやす)だっけな。いたじゃん?あいつだよ。

 それなりにモテるけどあいつは好きじゃねーな。気取ってやがる。」


…………!!!!!!!!!


「そ、そうなのか…」


気が気じゃない。




5組の黒安智也(くろやすともや)



莉奈があいつに惚れないという確証はない。



眉目秀麗と言う言葉は




彼のためにあるのではないか。とまでもおもわせるほど整った顔。



慎也はそれなりにモテるとか言ってるけど



それなりどころじゃないらしい。


漫画とかアニメとかのように



バレンタインデーはチョコなだれが見られるとか




お弁当は持っていかなくても女子がくれるとか。




こいつは気取ってるとかいってるけど



そうじゃないと思う俺的に。



いつも寝ぐせで頭はぼさぼさだし



授業中は寝てるし。



遅刻してくることはさすがにないとしても



だらだら生活してるように思う。



でもそういや最近寝ぐせ直してきてるかもしれない。





女子たちは黒安君に好きな人ができたんだー!



とか言って騒いでた、かも。





…それが莉奈?ありえないでしょう。



だって俺らは高2で莉奈は中3だし…




会わないような気が。




なんでだろうか。でも、もし…莉奈が告白を受け入れたら




俺はどうすればいいのだろうか。




やっぱり、兄としては優しく見守る…とか?




そんなことできない気がするんだけど。

続くぜっ!たぶんね、うん。

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