5.というわけで・・・
どうも、神楽・・・もといカミラです。
私はたったいまここ、訓練場で死にかけております。
「それではお嬢様次行きますよ」
アモンが構えながらこちらに瞬時に接近してくる。
やばっ!!私はアモンの空気を裂くようなアッパーを寸でのところで躱し距離を取る。
し・・・死ぬ!あんなのくらったら間違いなく死ぬって!!!
距離を取った私に態勢を整わせる暇など与えてくれるはずもなくアモンは続けざまにこちらに急接近してくる!
身動きが取れない!やばっ・・・
そんな思考を遮るように渾身の右ストレートが私の腹部に直撃した。
とてつもない勢いで私は後方の壁に激突する。
衝撃のあまり、私の中の五臓がすべてとんでもない音とともに圧迫され破裂する。
口からとめどない量の血があふれる。
人のころではまず経験しない痛みと吐血。
普通なら死んでいる・・・そう普通なら
私の身体は、少しずつその損傷を修復し始めている。
それは、吸血鬼に元来備わっているスキルのようなもので
私には不死性と自己回復が備わっていた。
おかげでまず死ぬことはないし、時間がたてば回復する。
・・・のだが痛くないわけでは無いので普通に激痛は残る。
あまりの痛みに身体が強張ってしまい動けない。
そんな状態で苦しんでいると長身細身の仮面の男がこちらに歩いてくる。
「カミラ様はまだまだ反応が鈍いですね?それに回復も吸血鬼にしてはかなり遅いですし・・・」
その男はダンタリオンというアルケイディア元部隊長にして現執事長である。
全身黒のスーツに赤いネクタイ真っ白のネクタイきれいな白髪に不気味な仮面をつけた男。
「・・・そ・・・そんなこと言ったって・・ごほっ・・・」
私は息絶え絶えでなんとか言葉を絞り出す。
こんなの続けてたらいつか死んじゃうのでは・・・なんて内心思っていると
アモンがモノクルを直しながら
「お嬢様、大変申し訳にくいのですが私肉弾戦はこのアルケイディアにおいて下から数えるのが早いくらいには下なのでまだまだ・・ということになります」
うそでしょ・・・・そんな・・・まじですか。
そううなだれていると
「まあ私たちは魔法特化ですからね・・・小手調べ的なのも兼ねているのでしょう」
にしては強すぎる気も・・・なんて悠長にはしてられない・・・。
ある程度身体が回復したところで私はなんとか立ち上がる。
「再開お願いします・・・!」
そういうと、アモンはフッと笑い
「それでは続き・・・行きましょう」
というや否やまた助走もなしにこちらに瞬時に詰め寄る。
何度か見てきたがこれは縮地という奴だろう。
動き出す瞬間に前傾姿勢をとることで最小限の動きで敵に初動を悟らせずに接近することができる技。
カンフー映画なんかでそんなこと言ってたのを思い出す。
しかし、相手はましてや魔族・・・。
その縮地の距離も尋常ではない。
私は、なんとかアモンの繰り出す高速の右ストレートを左手でいなす!
がら空き!!!!だけどこの状態ではまともな威力の攻撃ができるはずもなく
こちらのがら空きになった左の脇腹をめがけて渾身の左フックがさく裂した・・・!
もちろん私の内臓も炸裂した・・・もういや・・・。
今現在構想やら設定がごちゃごちゃしてきたのもあるので
慣れてないのもあるので、こちらの方を一旦休載し
短編などで経験を積んでから再開しようと思います。
どうかよろしくお願いします




