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3.そして私の新しい人生が幕を開けた

あれから約12年がたった。


私はと言うと、それはもうすくすくと育っています。

煌びやかな長いブロンドの髪、ルビーのような深紅に燃えるような瞳、そしてこの世のものとは思えないほどの美人になるの確定なこの顔!(まあ前世の名残はある……なぜか……あっ私だってわかる……程度には)


まあこの様な容姿なのにはわけがあるわけで。

何を隠そう私は吸血鬼ヴァンパイアの両親を持った

生粋の吸血鬼(ヴァンパイア)なのだ!!!


はー……しかし、持つべきものは友だった。

あの二人と仲良くなってなければここまで順応出来ることもなかったろう……優香、隼人……愛してる。


とりあえず私は、顔を洗いパジャマからThe中世の吸血鬼が着ているであろうフリフリのシャツにこれまたふわふわな深紅のスカートを召使いに着替えさせられる。


「カミラお嬢様いかがでしょうか?苦しくはありませんか?」

召使いが私に問いかける。


「はい!問題ありませんありがとうございます!」

私が元気よく答えると

ニコニコとしながらお辞儀をされる。


いやー、なんかお嬢様ってこんな感じなんだなぁーなんて思いながら私は自室を後にする。


どうやら、私は一流の貴族!なんてものではなく

このファンタジー!な世界における魔族のトップ!

そう魔族たちを統べる最強の吸血鬼にして魔王、アルケイディア家に生まれてしまったのだ。


なんという幸運……なのかな?

しかし、まさかの魔王って……スケールのデカさが規格外すぎてびっくり……。


前世なんか、お父さんは警察官お母さんは看護婦……まあそれはそれは普通の家庭だったわけで。


あまりの出世ぶりに立ちくらみすら覚える……。


と、ほんとに立ちくらみしてよろけそうになった私をたまたま通りがかった男がそっと私の身体を支える。


「カミラお嬢様お気をつけください、貴方様に傷がつこうものならばご主人様が卒倒してしまいます」


男は、淡々と喋りながら立ち上がる。

ダークブラウンの整った髪に、端正な顔立ち、有り得んくらいの高身長、そして執事!と主張しているようなモノクルにシックな色合いのスーツを纏ったなんともまあ世が世なら芸能人コースまっしぐらだったろうなって感じのこのイケメンはこのアルケイディア家に古くから勤めている


名前は、アモン

アモン=ノワール


アモンは、私の頭を軽くなでると

「ではお気をつけて」

と軽く会釈をしながら歩いていく。


「うーんいつ見てもかっこいい……所作がイケメンだよね」


「お嬢様?」

召使いがはてな?って感じで私を見ていた。


はっいけない……素が出てしまった。

危ない危ない……。


私は、「なんでもありませんよ!」と召使いにニコッ(作り笑い)し再び歩き出す。


しかし、この屋敷めちゃくちゃに広い……。

今現在私は、父親……の部屋を目指している訳だが……。


いや、、これが長い。

大体1駅2駅分位空いてる……これは移動してるだけでダイエットになりそう……。


なんて思いながら私はてくてくと歩を進めていく。


「うおおおお....相変わらずおっきい扉....」


何度も見ているけどこのデカさには慣れない。

私が小さいのもあるんだけど...いやそれでも成人男性の二倍くらいのデカさだよこれ。


とりあえずとなりの召使いに開けてくださいと視線とともに扉を指さす。


「かしこまりました」

召使いは軽くお辞儀すると扉に手をかける、ゴゴゴっと重い音を出しながら

扉が開かれる。


そこには、一軒家かってくらい広い広間に真っ赤なとても長い絨毯。

奥には玉座があり、一人の男がそこに座っていた。


無造作に見える肩まで伸びたウェーブのかかった銀色の髪に金や赤の装飾の入ったマント

服の上からでもわかる身体を覆う純白のシャツに、スラっと長いおみ足。

さらにそれらすべてを際立たせる整いまくってる顔立ち。


まあそれは誰を隠そう、この世界での私の偉大なる父親。


「カミラ、おはよう」

シルヴァン=アルケイディアその人である。


年月を5年から12年へと変更しました。

お話の都合をつけるために・・・

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