2.どうしてこうなった
私、有門 神楽は死んだ。
親友に、ナイフで刺され失血死した。
齢17歳……というか享年17歳……か?
そんなことはどうでもいい……ひとまず置いておくとして
しかし、様子がおかしい……私死んだんだよね?
死んだはずなのに、意識がある……というかなんというか……もしかして幽霊になっちゃった?
えぇー……なんか未練あったかな……強いて言うなら
みんなで渋谷に行って服買って、カフェ行ってカラオケ行って……?
あと、護身術でやらされてた合気道……あれは、まあ親から半ば無理やりにやらされてただけで……未練というかは別……
趣味の、格闘技鑑賞とかカンフー映画とかそれからそれから……。
なんて、よく分からないことを悩んでいると急にガクンと意識が落ちそうになった。
えっ……なに?今度こそほんとに死?
天に召される時が来た感じ?
なんて、ふざけてる場合では無い……。
ホントの終わりが来たんだ……。
この世とのお別れ……寂しいなぁ。
優香と隼人……ギャル友の多かった私の貴重な……ゲーム兼アニメ友達……。
あの二人と、やりたかったゲーム……最後までやりたかったなぁ……。あっ、未練あるじゃん。
なんて、思いながら私の意識が徐々に落ちていくのを感じながら静かに目を閉じた……。
……………
あれ?意識ある……。
なんだろう……なんか声聞こえる。
「み……おんな……よ」
女性の人の声だ……。
なんか……すごく暖かい……。
身体…………動かせる。
でもなんか……動きづらい……。
目……動かせる。
そう思いながら、私はゆっくりと目を開ける……。
「初めまして……お母さんよ……あなたは今日から家族の一員になるの……カミラ」
そこには、この世のものとは思えないほど美しい容姿をした女性と、同じく美しい容姿をした男性が私を見下ろしていた。
て、え?お母さん?家族?
どういうこと……?
そう思いつつ、手を動かして見てみる。
……それは赤ん坊の手……それだった。
……えっ私……もしかして……。
異世界転生ってやつですかぁ!!!!!!!?????
……そうして私の新しいファンタジーライフが幕を開けるのだった。




