ゴブリンの正体
アルマムーン帝国皇帝軍の兵士たちが突入を開始。ゴブリンたちは支離滅裂。
思ったよりもあっさりと、ゴブリンたちを鎮圧し、人質たちを救出した。
薬子「あなたたちの迅速な対応のおかげでたすかったわ。
だけど、どうしてゴブリンたちは、この研究所を狙ったんだろう。」
この研究所では、究極の回復アイテムと呼ばれる、エリクサーを開発しているという情報が、どこからか漏洩した。
エリクサーとは、仲間一人のHPを完全回復できる、究極の回復アイテムと言われる。
久保「エリクサーの存在は昔から知っていたが、門外不出で極秘に開発をしているとはな。」
エリクサーは、ステータス異常なども全て無効にして回復できるという。
逆に、回復アイテムはアンデッドモンスターに対しては、ダメージになるという。
エリクサーを使えば、アンデッド系であれば、どんな敵も一発で成仏させられるという。文字通り、アンデッドを成仏させるための必須アイテムともいえる。
実際に、エリクサーを使って、アポフィスゾンビを一発で成仏させたという記録も残っているくらいだから。
絵真「だけど、エリクサーくらいで、そんな大挙して押し寄せるかなあ。
まあ、ゴブリンくらいなら、アルマムーン帝国の皇帝軍の力を持ってすれば、たやすい御用といった感じで、チョチョイのチョイだったみたいだけど。」
日野「それが、ゴブリンだけではないようなんだ。ゴブリンを操っていたやつがいるんだそうだ。」
どう考えても、ゴブリンたちだけで、あんな大それたことができるなんて思えずにいた。
裏で操っているやつがいて、そいつが何らかの目的のために送り込んだ。ゴブリンたちは、その目的を果たすための実行部隊といったところね。
そこに、アルマムーン帝国の皇帝が直々にやってきた。