異世界に空港を
またまた、将来の王妃候補、愛野薬子からの、テオドール皇帝への助言となります。
テオドール皇帝、国を発展させるための、私からのアドバイスです。国を発展させるためには、交通網を整備することです。
昔、イカロスという人物が、ロウでかためた鳥の羽根で空を飛ぼうとしました。
私たちも、空を飛ぶための、アレを作りましょう。そう、アレのための、アレです。
それは、く・う・こ・う・です!
そう、空港です。このアルマムーン帝国にも空港を作りましょう。
それから、飛空艇といって、空を飛ぶ船を手に入れたら、今まで地上からは行くことのできなかった場所に行くこともできるようになりますよ。
この飛空艇の離陸、着陸地点として、あるいは、この国の皇帝は飛空艇なんていう、すごいものを持っているんだぞ、どうだ、他の国はかなわないだろう、ということを示すという意味でも、
これこそあなたのお得意な、皇帝としての力を示すための一つの手段として、ぜひとも空港をアルマムーン帝国に作りましょうよ。
空港の名前は、『テオドール空港』とか。
そうです、テオドール皇帝、あなたの名前を空港につけるのはどうでしょう。
世界各国の空港の名前にも、歴史上の有名な人物の名前とか、あるいは歴代の王や、大統領の名前なんかがついている空港は、たくさんありますよ。
そして、鉄道の建設と、空港の建設とが始まった。
それから、数ヶ月が過ぎた頃だった。




