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現実はチートなんて無い  作者: 雪景色
1章 転生
5/5

街へ

 「はぁはぁ・・・思ったより遠かったな。普通もっと近い場所に転生するのがお約束だろ。」


 街を目指して歩いていたのだが、かれこれ3時間は歩く羽目になった。愚痴を言いながら息を整えて改めて目の前にある街を確認する。街は城壁に囲まれたザ・ファンタジー世界の外観だ。

 門の一か所に列が出来ているのでおそらくそこから入るのでろう。


 歩いている最中にいろりろ確認したが、この世界は通貨は銅貨、銀貨、金貨、白銀貨と4種類に分かれていて日本円換算だと銅貨1枚100円 銀貨1枚10,000円 金貨1枚1,000,000円 白銀貨1枚100,000,000円となっている。

 アイテムボックスの中身を確認したら銀貨が29枚と銅貨が100枚、冒険者の基本セットと名のついたアイテム、鉄の剣が入っていた。おそらくこれがガチャの結果なのではと考えている。

 この世界では銀貨30枚で4人家族が一か月生活するに問題の無い金額なので贅沢しなければ数か月は働かずに生活できる。まぁ実際は冒険者道具などの準備である程度入用になるだろうから早めに冒険者になり生活基盤を整えなければいけない。


 「次の奴。」


 いろいろ再確認しながら列にならんでいたら門番に声を掛けれれた。


 「はい!」


 「身分証は持っているか?」


 「いえ、成人して田舎から出てきたばかりなので持っていません。」


 「じゃぁ犯罪歴だけ確認して仮の身分証を発行するからこっちの部屋へこい。」


 門番に促されるまま詰所らしき部屋に入ると水晶が置かれていた。


 「その水晶に触れてくれ。」


 門番の指示どおり水晶を触るが特に何も起きない。


 「犯罪歴無しと。お前さんは冒険者志望か?それとも街で出稼ぎか?」


 「冒険者志望です。」


 「わかった。そうしたら冒険者ギルドに登録できたら仮の身分証は冒険者ギルドに渡してくれ。それと仮身分証発行の場合は入街税が銅貨50枚だ。」


 「わかりました。ちなみに冒険者ギルドは街のどこら辺にありますか?」


 お金のやり取りをしながら門番に場所を確認しておく。


 「冒険者ギルドは門にたいして大通りになっているからそのまま道なりに進むと右手にある。大体歩いて5分ぐらいの位置だ。まぁ冒険者ギルドは酒場も兼業でやっているから大きい建物になっているしわかりやすいと思うぞ。」


 「わかりました。ご丁寧にありがとうございます。」


 「なに大したことはないさ。まぁ冒険者は命がけの職業でもあるから無理せずに頑張れよ!」


 「はい。ありがとうございます。」


 俺は門番とのやり取りと終えて冒険者ギルドへと向かった。




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