激闘
9-28
本城輝は風間に呼び出されて、再びインタビューを受けて「楽勝ですよ!悪者ロボットに負けないわ」と語っていた。
香澄が輝にテレパシーで(アトラン)と云う、宇宙船の中枢ロボットの反乱が原因の事件で、敵にも凄いエスパーの集団が居る事を伝えた。
大型ロボットは(シリウス)と云う、特殊金属で造られた大型ロボットはマッハで飛ぶので、今居なくても何処から現れるか判らないので注意を呼びかけた。
戦闘艦は制圧が終わり潜水空母も潜行出来ない状況なので、船による攻撃は無くなったと説明した。
静岡の山岳地帯に、超人達が集結も飛来して、南、佐藤、有田が迎え撃つ、Mロボットが三人を守る。
攻撃ロボットのレーザー攻撃で火ぶたは切られた。
Mロボットが身を呈して、レーザーを受ける。
そのMロボットをA-2のサイコキネシスが動きを鈍らせる。
そこに(シリウス)の攻撃でMロボットが腕を持たれて飛ばされる。
それを今度は南が戻す小さなMロボットを巡る戦いだが、佐藤のMロボットに集中した攻撃をしていた。
他のMロボットは全く動きが無い。
それぞれを守る体勢で、仁王立ち状態はこの動きを計算して佐藤を攻撃する。
有田がサーベルで戦闘ロボットを次々と切る。
有田のMロボットは有田を守るために同じ動きで付いて行く。
怪力佐藤のMロボットを捕まえるA-5の超人、佐藤のMロボットはサイコキネシスで動きを鈍らせていたから捕まったのだ。
腕をへし折ろうとするA-5、南はサイコキネシスで(シリウス)の動きを止めていて助けられない。
佐藤がA-5に飛びかかろうとするが、戦闘ロボットの攻撃が邪魔をする。
怪力で左腕が引きちぎれて佐藤のMロボットは脱出した。
水谷姉妹と堺、森山は自衛隊に守られて、超人対決を見ている。
堺少年が戦況をその特殊な目で伝える。
その時、香澄は名古屋に飛来した戦闘ヘリと爆撃機をM1ロボットと片づけて、静岡に向かおうとしていた。
その時、石山から緊急テレパシーが届いた。
研究施設に超人が侵入したとの知らせに、研究施設に急いで向かう香澄とM1ロボット。
カメレオンの女が床と同化して近づく、俊足の吸盤男が天井を走り回って研究員と村中、石山の気を逸らす。
催眠術の女が次々と自衛隊員を眠らせて、攻撃の隊員が減少してゆく。
「君たちは先に逃げて」富田達大学生を先に逃がす村中と石山。
自分達はMロボットが守って居るとの安心感が有った。
村中を狙っていた天井のA-6が襲いかかるのを防ぐMロボット、その時村中の背後から鋭利な槍先が心臓に突き刺さった。
「うぅー」血しぶきが飛び散る。
「先生!」遠くから庄司が大声をあげる。
村中が倒れ込んで直ぐに動かなく成った。
村中のMロボットが停止していた。
「村中さん」石山が逃げながら声をかけるが、追われている石山は助ける事が出来ない。
その時M1ロボットが突入してきた。
香澄が来たのだ!石山の後を追う超人達の前にたちはだかる。
急に逃げるA-6、カメレオンのA-7は直ぐに隠れて逃げる。
香澄が村中に駆け寄ったがもう死亡が確定していた。
今から森山を呼んでも蘇生は難しい事は明らかだったからだ。
村中が亡くなって潜水艇の建造に大きく支障が出たと思った(アトラン)は、三人に直ぐに研究施設からの撤退を指示していた。
敵の反応が無くなったので研究施設に戻る人々、村中の遺体の近くには動かないM5ロボットが居た。
香澄はこのロボットの特殊金属も使えると考えていた。
特殊金属が相当量必要な事は間違い無かった。
石山が「この三人の大学生に村中さんの代わりをして貰いましょう、この数週間勉強していますから、役には立ちますよ」と落胆の香澄を慰めた。
香澄は直ぐに静岡に向けてM1に抱き抱えられて、飛び立ったのはSOSの信号が届いていたからだ。
もう一体ロボットが現れたとの連絡だった。
(シリウス)と全く同じ(ヘリオス)が登場したのだ。
遅れて完成したらしく新品だった。
一体でも強敵なのに二体も出現しては勝ち目が無い。
劣勢の三人、サイコキネシスの力だけなら南が強いし力も佐藤が上回る。
ジャンプと刀も有田が優勢だが、十五メートルの巨大で俊敏なロボットと三人相手では苦戦だ。
佐藤のMロボットは片腕でも佐藤を守る行動をする。
次第に疲れる佐藤は南のサイコキネシスで守られて逃げる。
後方に居る水谷姉妹の登場で、佐藤の怪我と疲労を取り除く作業に入る。
(シリウス)からのミサイル攻撃を、水谷姉妹の二体のMロボットが防ぐと、佐藤の身体を調べる二人は直ぐに佐藤を元の身体に戻した。
佐藤のM38ロボットは満身創痍の状態でも佐藤を守るが(シリウス)(ヘリオス)に捕まって遂に故障してしまった。
有田とA-1のサーベル決戦が先程から繰り広げられている。
(シリウス)が乱入してくると、有田が一気に不利に成って度々Mロボットが助けている。
佐藤が回復して戦闘に加わると、有田が休憩に入る。
敵は次第に疲れて、ロボット二体の攻撃に変わって退散の準備に入っていた。
(アトラン)の今日の目的は達成されたから、戦闘中を狙って科学者を抹殺すれば、安全に成ると計算していたのだ。
A-3が輸送ヘリで三人の回収に飛来する。
南のサイコキネシスとA-2のサイコキネシスの応酬を邪魔する(ヘリオス)。
三人がヘリに回収されると時を同じく香澄が到着したが、もうヘリは逃げてロボット二体もそれに続いて飛び去った。




