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危機一髪

  9-26

戦闘艦での激闘で佐藤達が制圧を終わった時、船が大きく傾いた。

(シリウス)が体当たりをしてきたのだ。

三人は急いで甲板に出ると、南のサイコキネシスで二度目を食い止める。

(アトラン)は三人を此処に釘付けにして、その間に他の超人の始末を目論んだ。


研究所では三人の超人に襲われた石山が危機に、Mロボットの奮戦で辛うじて耐えている状態。

忍び寄るカメレオン女のA7、催眠術のA8と部隊長に変身しているA4の光線銃を一手に引き受けて防戦のMロボット、床と同化して近づくA7まで防げない。

光線銃が床から発射されて、石山の背中に命中した。

倒れる石山、Mロボットはまだ戦っている。

石山がまだ生きて居るから、トドメの光線銃が発射されるとMロボットが身を呈して、光線を防ぐ時、水谷姉妹と森山が研究室に到着した。

レーザー銃を装備している三人は、適当に乱射すると三人の超人が退散を開始する。

此処でも三人のMロボットが邪魔をするから、三人の光線銃は当たらないで逆に乱射の銃は危険だ。

危機一髪石山は助かった。

水谷姉妹の超能力で、一瞬で回復する石山「ありがとう、危機一髪だった」と喜んだ。

逃げていた村中達が戦闘が終わったので戻って来た。


堺と足立を追い掛けるA1、2、5、6の最強メンバー、俊足男に行く手を阻まれて、後の三人が追いついて来る。

この二人を警護する自衛隊と警察の連合軍の打ち合いが始まる。

一人の超人を撃てないもの凄く動きが速い、足立が車を走らせ様とすると動かない。

「駄目です、追いつかれました、サイコキネシスで車は使えません」堺が言う。

車に乗っていた四人は車を降りて歩き出すと、A1、2,5が追いついた。


ようやく香澄が轟の亡骸に対面した。

傍らに動かないM32ロボットが腕をブラブラさせて、動かない状態で立っている。

香澄はM32ロボットと轟の遺体を、目に付かない場所に移動させて、堺にテレパシーを送ると「危うい状態です」と返事が来る。

M1ロボットに抱き抱えられて、堺の場所に急ぐ香澄、強烈なテレパシーを感じる香澄。

共同で攻撃が出来る波長、堺は香澄のテレパシーを使って、相手の行動を攪乱出来るテレパシーが出来るのだ。

香澄が堺の範囲に入ったのだ。

四人に強烈な攻撃が炸裂したら、頭を抱える四人は動けない。

「堺君、Mロボットで脱出して」

「はい、でも足立さんは?」

「大丈夫、彼等の狙いは堺君だから」

「はい」

数分間は行動が出来ない四人、身体が麻痺している。

一度使うと二十四時間以上使えないが、此処は逃げるのには最高の技だ。

香澄も一度体制を立て直さないと戦えないので、研究所に引き上げる事にする。


(シリウス)も(アトラン)からの指令で、戦闘艦から撤退して何処かに飛んで行った。

戦闘艦は三人が完全に掌握して、操舵ロボットに港に航行させていた。

レーザー砲の発射装置は佐藤達に完全に壊されて、使い物に成らない様にされた。

「香澄さん、戦闘艦は完全に掌握しました」

「港に接岸させて、今後はスクラップにするから」

佐藤一人に任せて、二人は研究所にMロボットに抱き抱えられて向かった。


敵の超人達も(アトラン)の指示待ち状態、輸送ヘリで潜水空母に一時集合をしていた。

(アトラン)の基地から新しい戦闘ロボットが造られていた。

輸送機に乗せられて、新に投入されようとしていた。

M型ロボットに対抗して製作されたが鋼鉄製だ。

もう特殊金属が無くなって居たから、警察と自衛隊を超人達から切り離して攻撃をし易くする目的とMロボットの攪乱用に投入された。

(アトラン)の無人島の地下には膨大な工場が、存在していたのだ。

ロボットの作業員が多数作業をして、世界各地から略奪をしてきた材料を加工して、戦闘艦とか空母まで造る技術は世界最高水準を上回る。

(アトラン)の島の近くの同じ無人島に大きな造船所が有るがまだ発見されていない。

流石に大きな船はもう建造はしていないが、ロボット、戦闘ヘリは今も急ピッチで製造しているのだ。

戦闘ロボットを載せた輸送機の到着を待つ為に、浮上する潜水空母、アメリカの偵察機に発見されて全世界に発信された。

輸送機もレーダーに感知されて、アメリカの空母から戦闘機が発進、国籍不明機を撃墜の為に近づく。

輸送機は戦闘能力が低い、射程に入った時に(シリウス)から、小型のミサイルが発射されて次々と撃墜されてしまった。

(シリウス)のミサイルは誘導ミサイル、発射と同時に戦闘機は逃げる事が出来ない。


海上ではアメリカの二隻の駆逐艦が接近、魚雷を発射するが、サイコキネシスで自分の仲間の船に命中、炎上してしまう。

輸送機は楽々と潜水空母に着陸して、沢山のロボットが輸送機から降りてきた。

人型ロボットで短距離なら飛べる設計で、光線銃を標準装備、超人達の命令に従う設計、性能的にはMロボットよりは数段落ちる。

特殊金属では無いから、地球上の武器に壊れる欠点が有る。


香澄達は轟を弔い、M32ロボットを戦闘艦に積み込む。

タグボートで引かれて、造船所に運ばれる戦闘艦、スクリューを修理して(アトラン)の基地に向かう時に使うと香澄が説明して、修理出来る箇所を修理するのだ。

戦車の特殊金属も戦闘艦に積み込むと、兵器を取り外して輸送用に使うのだ。


(アトラン)との第二ラウンドが始まろうとしていた。

石山と村中、そして学生は潜水低を完成させて本番に備える点検をしている。

実戦で使う潜水艇は今の五倍以上の大きさ、地球上の金属では深海に行く前に破裂をしてしまう。

今の潜水低でも五人は乗れる優れもので、三人の学生はその技術の高さに驚いていた。

世界に有る潜水艇よりも高性能だったから、唯水圧でムー号の地点までは行けない。

マジックアームも従来品とは比較できない滑らかさ、まるで人間の手が船体に付いている様に動く。


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