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死闘

 9-25

(アトラン)は超人達を守るMロボットの存在は知っていたが、沈没の深海から一万年以上の時間を経過して、作動、救援に来る事を把握していなかった。

まさか海底のムー号から、超人達の警護に来る事は想定外だったのだ。

 

南と有田の能力で、戦闘ヘリは瞬く間に墜落をさせたが(シリウス)は簡単には倒せない。

サイコキネシスで動きを遅くして、有田が刀で切りつけるが、かする程度でもう一人位のサイコキネシスの力が無ければ、致命傷を与えられない。

しばらくして(シリウス)は目的を達成したので、飛び去ってしまった。

その早さは誰も追いつけない。

戦闘艦は戦闘準備に入ってロボット操縦で行動を始めた。

超人達が居なくなったので、スクリューの故障も有って玉砕させようとしていた。

(アトラン)は超人を一人、一人の抹殺を考えていた。

研究施設に忍び寄る三人の超人、村中と石山を狙って居た。

大学生の三人に教えながら、今は深海艇の設計図を元に地球上の物質で制作を進めて、勿論特殊金属が手に入れば新しく造る予定だ。

三人の大学生、富田、権藤、庄司には、次々と造る物、統べてが驚嘆の品物だ。

この潜水艇も地球上では最高水準の代物だろう、マジックハンドを操作して、深海でも自由に行動が出来るのだが、ムー号の沈没地点ではこの潜水艇の耐久度では行動が困難だ。


A4,A7,A8の三人が近づく、二人の側にはMロボットが監視をしている。

「あれは何?」

「ロボットの様だが、造ったのか?」

「良く、見て、あれは特殊金属の色だ」

「何故?彼等が手に入れているのだ?」三人はロボットの警備に驚く。

「あのロボット私達を感知するか、近づいて見るわ」カメレオンのA3が近づく。

直ぐに感知したのか、警備の体制に成る二台のロボット、A3は直ぐに戻って「無理ね、感知しているわ」

「三人でバラバラに攻めましょうか?」二人が誘き寄せて、その隙に殺す計画を立てた。


輸送ヘリに乗った超人達が移動を開始、戦闘艦もゆっくりと東京湾に入ってきた。

A3一人とロボットの潜水空母は別の処に移動ヘリオスも異なる地域へ、香澄達を分散させて葬る作戦にでた。

Mロボットに各自は守られているが戦闘をしない。

轟、森山、堺、水谷姉妹を守るのはMロボットのみに成っている。


戦闘艦の破壊に向かう有田、香澄、佐藤、南の四人Mロボットに連れられて、戦闘艦に乗り移ろうとして上空に行く。

小型のレーザー銃が四人を狙うが、巧みにかわすロボット達。

この戦闘艦を分解すれば、相当の特殊金属が調達出来る。

香澄の作戦は乗り込んで艦を占領する事、佐藤が引きつけて、その隙に甲板に降り立つ香澄と有田、南のサイコキネシスでレーザー砲は意味不明の方角を向いている。

佐藤がようやく甲板に降り立つ、佐藤が怪力で扉を引きちぎる。

中からロボット兵士が光線銃を発射してきたが、Mロボットが素早く佐藤を庇って光線銃を受けると、特殊金属の胸の色が変わる。

南のサイコキネシスがロボットを突き飛ばすと、佐藤が素早く足を持って海に放り込む。

ロボットは泳げないから海中に沈む。

鋼鉄製だから有田の刀で首が飛ぶ、それでも銃口はこちらを向いている。

次々と手を持って海に放り込む佐藤、だがロボットも次々と出て来る。


一方、A7が壁の色に同化して村中と石山に近づくと、入り口の自衛隊と警察の警備陣はA8の催眠術で倒れていく。

A4は部隊長に変身して、堂々と歩いて部屋の奥に進む。

(アトラン)は此処で、武器とか新兵器を製造している事を調べていた。

「部隊長、何かご用でしょうか?」研究棟の入り口の監視員が尋ねると「今の研究の状況を尋ねに来たのだ、超人達の攻撃が始まって困っているのだ」

「どうぞ」A4が中に入った。

広いスペース、中央に大きな潜水艇は殆ど完成をしている。

沢山の作業員が忙しそうに働いて居るが、超人が何処に居るのか「異星人は何処に居る?」

「異星人?」研究員には判らない。

A7がテレパシーで「こちらよ」と教える。

「ロボットが横に居るのが、アール人です」A7は一度忍び込んで調べていた。

A8も中に侵入してきて、警備員が一斉にA8を取り囲む。

集団催眠で眠らせて、襲いかかる警備員を光線銃で撃ち殺す部隊長。

「偽物だ、取り押さえろ」警備員が部隊長に気づく、光線銃が石山を狙っている。

発射と同時にMロボットが身を呈して光線銃を受ける。

「逃げろ」村中に石山が叫ぶ、三人の大学生が村中に付いて逃げる。

石山に再び光線銃が発射されてMロボットが再び防ぐ、近づくA7カメレオン女、催眠のA8も光線銃を発射、それもMロボットが防ぐ。

村中のテレパシーで危険を知らせると、香澄が水谷姉妹と森山を研究施設に行くように指示をして、蘇生と傷の手当ての為だ。

だが此処に超人達が近づいて、A―1256の四人が水谷達の処に近づいていた。

三人はいち早く本部を離れたが、轟と堺の居る本部に近づいていた。

足立に「超人が四人来ました、手に負えません」

「サイコキネシス、怪力、刀、俊足の四人ですね」

轟が空に舞い上がったが、サイコキネシスで動きが止まる。

「あっ、捕らえられる」堺が叫ぶ。

引き寄せられる轟、Mロボットが横に付いて居るが、それにジャンプのA1が刀で襲いかかるが、かわすMロボット、怪力A5が大きな金属の塊を投げつける。

轟に当たる寸前でロボットが止める。

堺から緊急事態の連絡が香澄に届くと、香澄は戦闘艦を三人に任せてM1で戻る。

他のMロボットよりも高性能で香澄のテレパシーで行動をする。

基本的には香澄を守るが命令にも反応をするので、最初は判らなかったが徐々に、操作方法を会得していた。

他のロボットはテレパシーでは行動はしない。

轟のMロボットに金属片と同時にA1の攻撃が、しかし轟を守る為に離れない。

刀が轟の身体を切り裂こうとした時、Mロボットが右手で刀を受け止める。

サイコキネシスで動けない轟、堺が足立達と本部を脱出していく。

「速く逃げろ」の轟からのテレパシーで逃げる。

Mロボットの右腕が、外れてブラブラに成って居る。

刀をまともに受けたから、流石の特殊金属も切断された。

轟は力尽きて地上に落下、Mロボットはその轟の身体を左手一本で受け止める。

そこに怪力男A5が襲いかかると、Mロボットを捕まえてビルにぶつける、

吹っ飛ぶMロボット、ビルに激突してロボットは動かなく成った。

轟の心臓をA1の刀が突き刺して息絶えたのだ。

Mロボットは守人が居なくなって停止してしまった。

「あっ」香澄は轟が死んだ事を上空で感じた。

今、あの三人を戻しても蘇生は三人にも危険だ。

今は石山達を助けるのを優先するべきだと判断したのだ。

四人の超人達は足立達を追って、堺を殺す為に俊足男がいち早く逃げる方向を探す。

危機迫る足立と堺少年「追ってきています」堺には光景が見えたのだ。


これまでの主な人物紹介

アール星人

早乙女香澄、二十二歳、テレパシー、サイコキネシス(手を触れないで、物を動かす)

有田俊、二十八歳、アール星の戦士、サーベルの達人、凄いジャンプ力

村中保、四十歳、アール星の科学者、テレパシー、数学の天才

水谷洋子、二十一歳推定、テレパシー、治癒能力

水谷瞳 、二十一歳、身体の悪い部分を即座に探す、医学の天才

佐藤浩三、三十代、ヘラクレス、怪力

堺道行、中学生位、テレパシー、透視、遠くが見える

南一樹、四十代、テレパシー、サイコキネシスの優勝者、火を使える

森山秀、水の中を魚の様に泳ぐ、蘇生、テレパシー

轟翔太、鳥の様に空を飛ぶ

M1ロボット、特殊金属、香澄のテレパシーで命令を聞く

その他のMロボット、各超人を守るのみ、命令は出来ない、

地球の人々

本城和美、病院の看護師

本城瞳 、和美の妹大学生

井尻努、漁船の船長

的場刑事、静岡県警ベテラン刑事

小林刑事、静岡県警

井上刑事、静岡県警、若手

安西捜査課長、名古屋県警

足立淳三郎、防衛省政務官

風間悟、和美の彼氏、新聞記者

富田修三、理工学の大学生

権藤司、理工学の大学生

庄司徹、理工学の大学生

地球の征服の反乱ロボット集団

知能ロボット、アトラン、 優れた知能、アトランティス号のメイン頭脳

超人A-1、刀とジャンプ

  A-2、サイコキネシス

  A-3、テレパシー、科学者

  A-4、テレパシー、変身の女性

  A-5、ヘラクレス、怪力

  A-6、俊足、吸盤、ジャンプも出来る

  A-7、テレパシー、カメレオンの様に壁に同化して、消える

  A-8、テレパシー、催眠術、サイコキネシス

武器、兵器

潜水空母、外部を特殊金属で覆って、地球上の攻撃には無敵

戦闘艦、 規模は巡洋艦、特殊金属で覆われて、攻撃を受け付けない、

     特殊ミサイル搭載、レーザー砲三門、レーザー光線装置多数装備

巨大ロボット  シリウス、特殊金属、



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