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「打ち合わせ中に詩を綴ろうと思ってしまった」


さっきまで打ち合わせをしていたけれど

あまりに集中できなくて

その気晴らしを兼ねて

打ち合わせ中に詩を綴ろうと思ってしまった


実際の打ち合わせで

詩を綴れなかったのが残念だ

だが、あの打ち合わせで

周囲の人々の視界の範囲を計算し

尚且つタイミングを伺えば

いつでも詩を綴ることは出来た筈だ


しかし議事録をとることも

大切だろうということで

詩を綴ることをしなかった

たった今、その議事録を読み返したが

あまり役に立たないものに思えた


きっとこの詩も

打ち合わせ中に綴っていれば

それはきっとその場で綴ることによる

危機との隣り合わせの空気や様子が

言葉となってパッケージされて

より張り詰めた詩となっただろう


だがこの詩自体も

実は仕事中であるこの時間に綴っている

これはこれで危険と隣り合わせで

今のこの心情と空気と風景が

言葉になって張り詰められていると思う


でもいつか実行してやるんだ

打ち合わせ中に議事録をとるふりをして

堂々と詩を綴ってやる


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