ゲストキャラ2 トロワーファイブに所属したかった皆さん
ヒーローオーディション参加者の皆さん。
〇トロワーモスグリーン/トロワーアイビーグリーン
第十二話と第二十四話に登場であります。しゃべり方が超独特の、ヒーローになりたかった男であります。作者の中では、若いイメージであります。
何かよくわからないけど、モスグリーンという色に並々ならぬ愛着を持っているようであります。夏が過ぎゆき肌寒くなってきた秋の日に、何かしらの出来事があって父との思い出の色になっているようであります。どんな思い出なのかは、作者にもよくわからないであります。
役に立つのか立たないのか、よくわからない特技をたくさん身につけているであります。スキー、炊事洗濯家事一般、炭酸飲料の一気飲み、マントが翻っている間に首に巻きつける、スキューバーダイビング、カーリング、完璧な接客技術、ヘディング(最高記録千回越え)、物まね(レパートリー百種類以上)、スイカの早食い、手品、目をつむったまま綱渡りくらいだったと思うであります。こいつ、ある意味超人であります。
そんな超人にも、弱点があるであります。某カニ怪人もびっくりの、豆腐メンタルなのであります。ハートが弱い時点で、ヒーローとしてやっていくのは難しいと思うであります。
やる気だけは人一倍だったであります。どうしてもヒーローになりたかったようで、一度不採用だったにもかかわらず二度目のオーディションにも果敢に挑んだであります。その時に希望したスーツカラーがアイビーグリーンだったであります。でも、志望動機の使い回しはよくないであります。
裏話をすると、彼は一発キャラで終わらせる予定だったであります。でも、身内が「モスグリーンまた出して!」とせがんできたので頑張ってみたであります。作者は要望とかを出されると、可能な限り実現させようとしちゃう派なのであります。
〇トロワーセピア
第十二話に登場。名前の響きだけは無駄にかっこいいが、中年のおばさんである。終始ノリが軽かった。
亭主に対して不満を持っているらしく、その手の話題の時だけ異常に辛口になっていた。
ダイエットしながらお金がもらえるという、とても地域思いの動機からオーディションに参加。しかし特技が太極拳(素人レベル)のみだったので不採用。多分、彼女の特技披露シーンはよくも悪くも微笑ましかったと思う。
〇トロワー赤朽葉
第十二話に登場。ミスター中二病。クラブソルジャーからはずっと目をそらされ、ほぼ相手にされなかった。作者もあまり、彼のことは相手にしたくない。
天翔・大烈剣舞が特技らしいが、どうせ目潰しか金的のことだと思う。
〇トロワーローズグレイ
第二十四話に登場。作者のイメージでは若い女。レッドは彼女の素顔を見たらしく、一目ぼれしていた。
しかし中身は少々残念らしく、アイスを怪人(クラブソルジャーは総裁だと推測している)に先に買われたことを根に持ち、無差別に怪人をボコボコにしようと目論んでいる。食べ物の恨みは恐ろしい。
また、怪人を前にして「怪人という存在を深く憎んでいる」という爆弾発言をするなど、なかなか過激な性格のようである。異様に度胸があるのか、それとも単なる馬鹿なのか。
レッドにアイスを先に買われる苦しみをタンスの角に足の小指をぶつけることに例えられ、激昂。アイスを酸素と同等の存在と見ている彼女にとっては侮辱以外の何者でもなかったらしく、アイスを軽んじる人間と職場を共にすることはできないとして選考を辞退。いいのか、それで。
〇トロワー江戸紫
第二十四話に登場。レーブソーニョ王国という、作者が適当に考えた島国出身。日本に関する知識がことごとく間違っており、ヒーローと忍者をごっちゃにしていた。性格は悪くなさそうだったが、片言過ぎてちょいちょい何を言っているのかがわからない。
クラブソルジャーにヒーローは忍者でも侍でもないという衝撃の事実を伝えられ、ショックのあまり心の川柳(実際は字数的に短歌)を詠んでからいずこへと去ってしまう。身体能力には自信があったらしく、組織にとっては彼を逃がしてしまったのはちょっぴりもったいなかったのではないかなあと、作者は勝手に考えている。