表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/9

何気に重要だった方々

薫子さんと総裁について。

〇速水薫子

 早い話がヒロイン。第七話から登場。

 銀縁眼鏡をかけていて、髪は黒のセミロング。清楚な服装に身を包んだ若い女という、容姿に関する明確な記述があったり、名字が設定されていたりと何気に優遇されている。トロワーファイブからもきれいな人と言われていたりするので、公式設定の美人でいいと思われる(ピンクは自称なので、読者様の判断に委ねたい)。


 最初は遊具に隠れてクラブソルジャーをガン見するという、ちょっと恐い登場の仕方をしていたが、回を重ねるごとに段々と打ち解けていく。

 若干涙もろい(悪く言うと泣き虫)のようだが、基本的にはまともな性格。というか、作者が今まで書いたヒロイン格のキャラでは一番まともなような気がする。特殊な能力を持っているわけでもないし。

 ただ、彼女が何故クラブソルジャーを好きになったのかはよくわからない。単に、怪人らしくない心を持った彼にキュンときてしまっただけなのかもしれないが、もしかしたら一目ぼれだったのかもしれない。最近、おじさんが若い子からモテるって言うし。でも彼の場合、片腕がカニばさみだからなあ……。二人の恋路は、本当に誰得? だったと思う。


 料理が得意なのか、クラブソルジャーにちょくちょく手料理を差し入れする描写があった。見方によっては、「男を掴むには、まずは胃袋を掴め!」という格言をマジでやってのけた人であると解釈することもできる。余計な時にひょっこり現れ、余計なことを言ってクラブソルジャーを数回ピンチに追いやってしまった彼女にそこまでの計算高さがあったのかは不明だが。


 クラブソルジャーの時にも書いたが、作者は恋愛描写が苦手である。彼女とクラブソルジャーの掛け合いをきちんとかけていたのか、正直自信がない。ついでに言うと、性格がまともな人を書くのも得意ではない。そもそも、作者の小説にはまともな人物がほとんどいない。駄目だこりゃ。


 彼女を書くのは苦手だったが、キャラとしては嫌いではないので最終話のあと無事に幸せになってくれたことを祈るばかりである(作者のくせに祈るだけ)。


〇総裁

 ゆるゆる怪人組織『ダークグローリア』の最高指導者。多分、この人が一番ゆるい。作中には三回登場している。

 どっしりとした、貫禄のある体格。頭に生えた、黒く輝く二本の立派な角。そして、きらびやか装飾が施された重厚な鎧などという具体的な描写があるが、そのゲームのラスボス感たっぷりの容姿とは裏腹に性格はスーパーベリーライト。何故かクラブソルジャーが咄嗟に考えた「小池さん」というあだ名を異様に気に入る。多分、角をちょんぎってからはこの名前を使って生きているのだろうなあ……(想像)。

 身内いわく「思考が中学生」。中学生に失礼である。

 

 ダークグローリアの食文化が悲惨過ぎるせいで、人間界の食べ物にどっぷりはまる。最終話でもちょろっとだけ言っていたが、かなりの頻度で地域に遊びに来ていたらしい。どんだけ食べたいんだ、この人。


 作中では一切描写がなかったが、裏設定ではめちゃめちゃ強いことになっている。おそらく、一人でトロワーファイブを余裕で倒せる。

 だが、本人に戦う意志がない。やる気ゼロである。何故彼が総裁として君臨していたのか。それは誰にもわからない。作者にもわからない。


 采配が悪いのか、または何も考えていないのか。同じ怪人を同じ場所に二十五回も派遣するという前代未聞の事態を引き起こす。彼の中に悪意はないが、善意もない。あるのは己の欲求に従う心のみ(笑)。


 最終回では、ラーメン屋になりたいというとんでもない理由で総裁をやめてしまい、ドクターに頼んで人間っぽい見た目になる。なお、彼の後継者になりたがる者がいなかったせいでダークグローリアは解散するはめになってしまった。

 これにショックを受けていたのは、おそらくクラブソルジャーのみ。これでいいのか、怪人どもよ。というか、怪人組織を潰すほどの威力を誇る食べ物って一体。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ