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白の向こう側にある世界  作者: 吉田 みゆな
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俺のアザリーとは

ティルが手に持っていたものは一枚の葉っぱだった。


「なんだその葉っぱは?」

誠は不思議そうに眺めながら訪ねた。



「ガイムの葉っぱです」

ティルは丁寧に教えてくれた。

ガイムという一年中緑の絶えない木があってその葉っぱがアザリーの波長とちょうど合うそうなのだ。


「んで、この葉っぱをどう使うんだ?」

俺はそのガイムの葉っぱを手に取り空にかざしながら聞いてみた。



ティルはガイムの葉っぱを笹船のように折って俺に言ってきた。

「そこに仰向けになってください」


俺は何をするのか想像もつかないまま言われるがままにその場に仰向けに寝転んだ。


「一体圭太にどんなアザリーが使えるのか知れるなんてわくわくするな」

誠は映画を見に来た子供の用にわくわくしているのが分かる。


「このガイムの葉っぱをおでこに乗せてっと」

ティルはそう言いながら俺の額にガイムの葉っぱを乗せた。


そうすると俺の額に乗せたガイムの葉っぱはパンッと音を立てて弾けてしまった。


その様子に俺も誠もなぜかティルも驚いた。


俺は何がなんだかわからず起き上がりティルに尋ねた。

「びっくりしたがこれでなにが分かるんだ?」


「私も弾けるのは初めて見ました・・・」

ティルはそう言いながらポカンとしている。


そのあと冷静を取り戻したティルから聞いたのだが、本来はガイムの葉っぱが揺れれば風、濡れれば水、焦げ付けば炎、砂が付けば土、なんだとか。

つまりは俺の「弾けた」というのはあり得ないのだとか。


誠はそれを聞いてさぞかし興奮した様子で

「すげえじゃねえか圭太!一体なんのアザリーなのか分からないなんてわくわくするな!」

と、こっちの気持ちを考えちゃいない。


俺はこんな訳のわからない場所で誠みたいに自分の身を守るすべがないなんて不安で仕方ないというのに。


俺は誠にも聞こえないような小声で

「なんのアザリーか分かれば今後の身の振り方も考えれたのに・・・」

と、うなだれることしかできなかった。



俺のそんな気持ちを知って知らずかティルが

「もうすぐ森を抜けますよ」


ティルの声で俺は前を向いた。

いつぶりだろう続きを投稿するのは。

楽しみにしてくれる人がたくさんいれば意欲も沸くのに・・・。


なんてぼそぼそ言っている場合じゃないですね!

お久しぶりです!

また、時間があるときに投稿するのでよろしくお願いします!

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