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その他のエッセイ

「なろうチアーズプログラム」はサイト存続をかけた「大博打」の可能性

作者: 中将

とやらが28日から始まる――ようは収益化システムがついに小説家になろうでも始まるみたいですね。


詳しく読んでみると、2段階認証と受け取り銀行に制限があるぐらいで(アマゾンギフトカードなら大丈夫か)、書き手から見た場合は「ハードルゼロ」と言っても過言ではないでしょう。


※ただし「作品分類」を「オリジナル」にしなければなりません。



簡単に世間で言われていることをまとめますと、



〇メリット

・作者のモチベーション向上になる


・「書籍化」がハードルが高すぎるためにその手前の目標としての「繋ぎ収入」になるでしょう。

(アマゾンギフトカード500ポイントのハードルは地味に高いと思いますが)


・サイト側も収益増になるために長期的安定に繋がると思います。


調べたところ小説家になろう運営会社の株式会社ヒナプロジェクトは広告収入がメインのようで、自らの出版は行っていないようです。

後はアニメ化などに伴い作者と利益や版権を折半しているものと思われます。


作品数登録者数は小説投稿サイト同士の比較では圧倒的1位ですが、自ら出版を行うアルファポリスよりも売り上げ利益は6分の1ほどと少なく、多い登録者数を活かすための施策であると思われます。



〇デメリット

・これまで「無料だった」ことに重きを置いていた人たちが離れる可能性があります。

※ただし前から広告は存在していました。


・人気作品・作家の「チョイ変わる」ぐらいの作品が増える(異世界恋愛がさらに増える)可能性が上がりかねないです。

⇒ 他部門の最上位ぐらいはインセンティブを上げるなどで対策できる可能性も(ただ機会の平等は担保されているとも思うので賛否が分かれる判断でしょう)。



〇どちらとも言えないこと

・話数が増える ⇒ PV数を稼ぐために話数が分割されることが予想されます。

1話の内容が短く、薄まる可能性もあります。


・収益広告アリ作品とナシ作品の差はどれほどか?



◇広告について


特に個人的に気になったのは、まずは「ナシ作品との差」ですね。


「プログラム用広告」というのが「作品の本文ページ下部に表示される」と説明サイトには書かれています。


すでに収益化されているカクヨムなどでは「広告が増えただけ」程度なのでこのタイプならほとんど問題無いと思いますが、

広告をクリックしないと事実上読めないような仕様(例えば文章に覆い被さるようなタイプ)なら「サイト全体のリスク」とも言えるでしょうね。


スマフォのタップやパソコンのクリックが1回でも増えるとその分時間のロスになりますからね。


広告はとても重要な要素で5秒でも広告動画を見なきゃいけなくなったらよっぽど興味のある題名じゃない限りクリックしたくないと思っちゃいますね。


そして、同質の広告がウザくないサイトに鞍替えするかぁ~って読者オンリーの人は思いますからね。

18禁っぽい広告が出まくっていた時代にその不満があるエッセイが多数ありましたしね。


小さいところかもしれませんが、ひいてはサイト全体の衰退になってしまうと思うんです。


読み手側が 「ノーリスク」と思えるレベルの「プログラム用広告」であることを願いたいですね。


ちなみに当方は収益化申請はとりあえずはしますけど、プログラム用広告次第でどれも収益化しない又は申請を解除するという決断を取りそうです(どうせ微々たる金額しか入らないでしょうし、それで閲覧数が減っては元も子もないです)。


(サイト側にメリットはほとんどないですが「広告設定しない作者」がすぐに分かるようにするのも読者側からするとアリかもしれません)



◇不正の防止はサイトの死活問題



収益に大きく影響する「チアスコア」がPV数に大幅依存するなら「マクロシステム」を走らせる人が出ないか気になりますね。


「ライバルを消すため」に敢えて自分より上位のランクの作品にマクロを走らせて「取り締まらせる」そんな展開も最悪はあるかもしれません。



世の中にはお金が絡むと悪いことを考える人が無限大に湧いてきますからね。

(それでウンザリしてきました)


VPNやプロキシを使い、異なるIPからアクセスして「別ユーザーが見ている」ように偽装したり、


自作プログラムや外部ツール(Selenium等)を使って“人間の閲覧”を模倣し、広告枠を表示させたり、


ページを見えない形で読み込ませ、ユーザーが見ていないのに“広告が表示された”とカウントさせたり、


色々な「不正で稼ぐ方法」があるそうですからね。


これらの対策を運営様には徹底していただきたいなと思いました。

(簡単な方法は短期間で同じIPからの接続を拒否するようにするなど)


勿論システムの穴をついてくる人たちはいると思うので、対策合戦になると思うのですが、迅速な対応と処分をお願いしたいですね。


(ちなみに不正にアクセス数を稼いで収益を得ようとした場合、

詐欺罪などに該当する可能性があるので絶対にやらないようにしましょう)



収益化はほかの主要小説投稿サイトでやっているために、サイトの存続や収益拡大、作者の方々のモチベーションのためには必須な気もしますが、

なんだか嫌な予感もしましたね。


でも僕はこのサイトが小説投稿サイトで一番好きなので、

必ず成功して欲しいなと思いました。


皆さんは「なろうチアーズプログラム」についてどう思われますか?


良いところや懸念点を共有しましょう!

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― 新着の感想 ―
おじゃまします。今日も来ました。 お金が絡んでくるので、いろいろ変化がありそうですね。 そもそも、このサイトのビジネスモデルって何だろう。書籍化作品からの収益で運営できてるならある意味健全だけど、そ…
なるほどわかりやすかったです。 既に広告あるのに、どんな広告が? と思っていましたが、見ないと本文に辿り着けないようなものだったら困りますね。
わたしはもともと、『通勤通学の車内で軽く読める』がモットーなので、1話の文字数はあまり多くしたくないほうです。 なので他の方の作品でも、ある程度の少ない文字数だったとしても、よほど悪質でない限り気にな…
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