パンツを語る
子供達の間でパンツは瞬く間に広まった。もう自分の住む近隣の子供達は皆パンツを履いている。成熟した女性が居ないのはやや物足りないが、幼女から脱皮する寸前の少女も居る。そんな彼女のパンツはまさしく『ちょっと背伸びパンツ』だ。最早非番の日はずっとこの素晴らしい光景を眺めている。子供の遊び場に良い大人が意味深にずっと寛いでいたら日本だと間違いなくパトカーがやってくるに違いないが、幸いここにパトカーは無い。それでも怪しいことには違い無いが、それが顔見知りであり、さらに家の家事を手伝い、さらには子供達のパンツを作った張本人だと知ったのなら、子供が大好きでちょっとおかしい人と言う事で済まされる。おそらく、自分以外は子供を見てるだけで何がそんなに楽しいのかさえ理解さててないだろう。
色とりどりのパンツ達(と言っても全部白だが)が何の苦労も無く視界に入ってくるのはまさに絶景であった。仰向けになり首を横に向けるとそこにパンツがある。反対側に背を向けて思いっきり仰け反ってもパンツが見える。自分が夜なべして作った可愛いパンツ達が、無事に旅立って子供達の肌と密接に一体に躍動している姿は感動すら覚えるものがあった。
本来なら昔の日本だってこんな光景は日常茶飯だったはずである。しかし、見てるだけで満足できないペド犯罪者が己の欲望のままにこの無垢な平和をぶち壊し、幼い命を弄んだ結果、人は絶望し、誰が犯罪者なのかを疑うようになった。日本ではもう二度とこんな平和な光景は訪れないだろう。そう考えると結局人間は消去法よろしく、壊す事を前提に崩れゆく運命なのかもしれない。異常者が秩序を破壊し、それを守ろうとしても結局また別の異常者が破壊を繰り返す。異常者の傾向や趣向に対策したとしても犯罪ゼロになることは無い。
どうすれば殺人は無くなるのか。
どうすればレイプは無くなるのか。
どうすれば子殺しは消えるのか。
色々やっているが結局何が正しいなんて証明できやしないのだ。できない以上、遅かれ早かれ人間は滅ぶような気がした。異常者か、超越者のどちらかに手にかけられて...。
パンツの奥にもう戻る事のない懐かしい平和に寂しさを感じつつ、自分はその場から離れた。
楽園はたまにしか来れないから楽園なのだ。
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子供パンツは成功を収めたが、成人用パンツの方はまた山あり谷ありで難航していた。
下着は汚れることが前提だが、女性たちがその汚れる事を恥ずかしがり、躊躇ったのだ。
(あーアレか、つーか何で気が付かなかったんだろう)
それに対しある女性が黒など汚れが目立たないパンツは作れないのかと聞いてきたが、断固拒否した。染めるコストがかかるからと言い訳したがやはり拒否だ。100歩譲って黒パンツを認めたとしても、それを履く事が許されるのは、性格のキツイちょっと不良っぽいお姉さんのみである。だけどまぁ生理で下着が汚れると言うのは盲点だった。今までは時期が来たら布など巻いて受け止めるか、何なら垂れ流しですらあったらしい....。こう言う場合、現代だとナプキンなのだが、そんな便利なもんがあるはずもない。血に染まったブラッティパンツが目の保養にな...ら無いだろうから考える。
さすがに完全に汚れない方法は無理な気がしたので妥協のセンで考える。それさえクリアできれば子供が履く理由と同様に女性達もパンツを履くメリットはあるのだ。多い日も漏れないスーパーシートなもの...ダメださっぱり思いつかん。
こう言う時は、みじかな女性に聞くのが一番。
そう思ってさっそく自分はおっぱい星人ドクターであるシャビーテさんに相談してみたのである。
正直めっちゃドン引きされるかと思ったが、意外に積極的に話を聞いてくれた。パンツを広めようと言う計画も偉いわ〜と褒めてくれた。衛生面でもやっぱり下着は付けた方がいいとの事だ。うんうん、自分も早くパンツ見たい。
そして下の出血の話を切り出したのだが、神妙な顔つきになった後で、よくぞそこに踏み込んでくれたと今度は逆に感謝された。と言うのもこの国は生理は不浄とされ、忌避されてきたからである。タブー扱いされているから今まで誰も真剣にその問題について考えようとはしなかった。そしてシャビーテさんも非難を恐れて、対抗策を口にしづらかったと言う事だった。
「私に良い考えがあるの」
そう言ってシャビーテさんは奥へと引っ込み、そしてすぐとある物を用意して戻ってきた。
手に持っている物を見て自分も合点した。
「なるほど、包帯か!!」
包帯、またガーゼは血を止血するにはうってつけの素材である。
「これをね、こうして、こうしてっと」
シャビーテさんは器用に何枚もガーゼを重ね合わせ、ついには布とガーゼで簡易的なナプキンを作ってみせたのだ。
「ね?これをパンツと一緒に広めたら、きっと皆履いてくれるようになるんじゃないかしら」
自分は犬のように首を縦に振続ける。完全に受け止めるのは不可能でも、パンツの汚れは最小限に抑えられるはずだ。それに何度かならば洗って再利用も出来そうである。なによりなにより、これでパンツが広がる!
問題はパンツを作る作業と同時進行でナプキンも作っていかないといけない事だが、まだ試験段階だし地道にコツコツやっていけば良い。さっそくお礼を言って作業に取り掛かろうとした時、シャビーテさんに呼び止められた。顔は何故か紅潮していた。
「あのね...パンツが出来たら、その、履かせて欲しいのだけど」
もじもじしながらおっぱいがそう言ってきたのだ。
シャビーテさんの肉厚な太ももに
自分がパンツをぱ、ぱ、ぱんつを履かせるぅ??
想像するだけで頭に血が登りぶっ倒れそうになった。
「あ、いや、あの!用意してくれたら履いてみたいって、ちゃんと自分で履きますからね!」
まぁそりゃそうだろうけど、一瞬至高な着衣プレイを想像したわ。そんなのはもう役得どころでは無くなる。
「あ、あとね」
「下も大事だけど上も必要じゃないかしら」
上、あー上か。ブラジャーの事ですな。
正直言って蕾は見えた方が個人的には嬉しいのだけども。
「ほら、分かるでしょ?たまに擦れて痛い時あるのよ」
なるほどね、巨乳様特有のマウントってやつね。でも、やらしい目線はともかく、日本以外だと逆に着てないことの方が多いんだよな。まぁ記念すべき最初の下着モデルになってくれる訳だし、何より素晴らしいアイデアも頂いた。
自分は快く巨乳ブラにも了解した。
でも、さすがに形が崩れない的なワイヤー入りの本格的なやつは無理そうなので、イメージとしてはタンクトップのようなもので考えるつもりだ。シャビーテさん程ボリュームがあればそれでも貧相なものになることはないだろ。チッ
そして翌日。
「....は、早かったわね」
ええ、そうでしょう?何せ寝る間も惜しんで仕事中ずっと作ってましたから!
おそらく目の下に濃いクマを浮かせてギラついている自分を見て、ちょっとドン引きしたに違いない。何せ今からこの究極ボディにパンツを履いて貰うのだ。興奮するなと言う方が無理な話である。スリーサイズは計らせて貰ったが、その数値から想像してイメージして最終的に究極なフィット感を維持できる最高のパンツが完成した。
キツすぎず、それでいて緩すぎにもならず、純白の木綿が太ももの付け根と、綺麗に割れたお尻を優しく包むように。昔見た某少年雑誌の不相応に描写が細かいあのパンツのよう細部にまで拘って作ったのだ。期待するなと言う方が無理な話であろう。
「じゃあさっそく着てみるね、ちょっと待ってて」
そう言うと、シャビーテさんは奥へと行き、しばらく沈黙の時を迎える。緊張の一瞬である。
いやマジで。
そしてついにその時はきた。
布一枚から肌けた太ももと胸を露わにして、彼女は現れた。その中心にはさっきまで自分が手にしていたパンツがはち切れんばかりのその太ももに食い込んで、それでいてお尻の割れ目はくっきりと線を描いていた。ああもうこれはごっつエ...セクシーだ。あとタンクトップも(忘れてた)
「んーーどうかなぁ?ちょっと面積が小さい気もするんだけど...」
「いえ、十分にエロ...綺麗ですはい」
こちらに見やすいよう布をあげてパンツを見せてくれる極上を前にして理性が吹っ切れそうになる。リボンがいい仕事していて、セクシーながらもどこか幼い彼女のあどけなさが残る清楚を演出している。そして何よりも純白に褐色肌の組み合わせは最強すぎた。
パンツは完璧だがタンクトップの方はやはり物足りない感じになっていた。従来のブラジャーは恥じらいを隠しつつ、ボリュームはしっかり残せるようにワイヤーを使って形づけている。それに対してタンクトップはただ肌の上に布を被せただけなので、胸のツンツンが強調される所がやはり気になるらしい。そりゃそこは一番隠したい所だし、同時に一番見たい箇所だからね。仕方ないよねわざとじゃないよ。
「うーん、擦れても気にならなくなったしこれはこれで良いのかな?」
そう言いながらシャビーテさんは自分の胸を両手で揉み始めた。こりゃもうパンツにおっぱいだ。見てられねぇ!!(見るけど)
「着心地はいかがですか?」
汗だくになりながらもなんとか聞いてみる。
「うん、ちょっと想像していたのと違ったけどいい感じ。こんなに小さいのにナプキンもしっかり収まるってすごいわねぇ」
そう言うと手でその感触を確かめている。あかんわ、なーにやってもエロいポーズにしか見えん。
「これなら皆きっと履いて....ありゃ」
ありゃ...?
そう言うとシャビーテさんは心配そうにこちらに駆け寄り、自分の鼻に布を当ててきた。ああ、この感覚、出ちまったかな。
「ほら鼻血でてる、大丈夫?」
大丈夫です。たぶん正常な反応だと思いますので...それにしても、幼女や少女は割と平気で見れるのに、いざ成熟した女性に履かせるとその破壊力が半端ない事を思い知らされる結果になってしまった。モデルがそもそも最強すぎたという点もあるが、これがそのまま世に出回ると...
(ここ、こんなエッチなやつ恥ずかしくて履けないよぅ!!これなら何も履いて無い方がまだマシだよぅ!)
とか言われかねない。そうなると今度はそのパンツにさえ羞恥心が芽生えかねない。それを隠されたら少子化日本と同じ結末になってしまう。
何よりパンツが見たくてパンツを作ったのにそんな事になったら本末転倒じゃないか。これではパンツに顔向けできない。
と言うわけで、履いても恥ずかしくないようにする工夫と、ギリギリのエロチシズムは残せるような工夫が必要になってきた。そして、それは何となく現代のコンプライアンスに対する挑戦のようにも思えてくるのであった。
よーし、ギリギリエロくてエロくないパンツ、作ってやろうじゃないの!!!




