私を平気で裏切った“元夫と実の妹をどんな事があっても許さない!”
・・・私は3年前までは、物凄く幸せだった。
愛する旦那さまと愛する子供達に囲まれて幸せを噛みしめていた。
でもある時、旦那の異変に私は気づいてしまった。
普段、“鈍感な私は”旦那の異変など全く気づかない。
それなのに、その日は何か気になってしまった。
私の家族と旦那と子供達で、家で食事会をしていた。
久々に会うおじいちゃんおばあちゃんに子供達は大はしゃぎ。
妹とも久びりに会えて、私は嬉しかった。
『わーあ! 久々にこの家に来たけど、やっぱりステキなお家ね!』
『そんな事ないわ、みおも素敵な男性はいないの?』
『どうかな、まだいないみたい!』
『悠はどう思う? この子ったら“素敵な彼もいないのよ!”』
『・・・みおちゃんだって、そのうち“いい男性が現れるよ”
ねえ、みおちゃん!』
『そうよ、義理の兄の言う通りよ、お姉ちゃん!』
『そうなのかしらね? それならいいんだけど...。』
『自然に任せた方がいいに決まってるよ。』
『そうよね、義理の兄。』
『何よ! ふたりして!』
『義理の兄とワタシは気が合うのかしらね。』
『・・・そ、そうかもな、』
『まったく二人して、同じ事を言うのね!』
*
この【食事会】から僅か3ヶ月で、二人が私達に隠れて浮気して
いた事が発覚した。
旦那は開き直って、私の妹と浮気していた事を認める。
妹は、私が夫と別れて妹と夫が結婚する事を望んでいた。
私の両親も、“別に家族がバラバラになる訳じゃないなら例え夫の相手
が妹であってもいいと言い出した!”
ただ、夫の家族は私に平謝りをしてくれる。
『本当にすまない! 悠の女癖の悪さときたら、ゆなさんに何て言って
いいか、本当に本当にすまない!』
『まさか!? 悠がゆなさんの妹さんに手を出していると思ってもみな
かったのよ、本当に何て言っていいか...。』
『お父さんお母さん、顔をあげてください。』
『悠を許してくれる?』
『アイツはいい奴なんだ! “一度の浮気ぐらいで離婚とかないよな
ゆなさん!”』
『・・・お、お父さん、』
『お願い、悠を許してあげて。』
『・・・お母さんまで、』
・・・ただ、夫のお父さんとお母さんが私に謝ってくれたのは?
私が彼を許すのが条件で私に謝ってくれただけだった。
私は正直、全く彼を許す気がない。
夫は、私だけじゃなく子供達まで裏切ったのだ。
そんな夫を許せと言われて、許せるはずがない!
私は頭の片隅に、【離婚】も考えたのだけどまだ幼い子供達の為にも
離婚はしないと決めていた。
*
・・・でも? 夫は突然、私に離婚届けを突き付けてくる。
私と別れたい理由は、私よりも妹が好きになったというモノだ。
彼に子供達はどうするのと聞くと? 子供達の事はこれから先も愛し続け
るつもりだが、私への愛は冷めきっているとキッパリと言われてしまう。
その後、まさかの展開に、、、!?
夫の両親も、私の妹との結婚を望んでいると言い出したのだ。
私には、彼と別れてこの家を1人で出て行ってほしいと言い出す。
こんな話があっていいのだろうか?
悪いのはすべて、“夫と妹”なのに何故私が悪者になったのか。
私が納得する事なく、離婚届が出され私はあの家を出て行かされる。
子供達の事は、夫と妹が面倒みる話になっていたらしい。
『お姉ちゃん、子供達は彼と一緒に大事に育てるから心配しないで!』
『・・・それでもアンタ! 私の妹なの? 私の夫と子供達を奪って
そんなに嬉しい?』
『勿論、嬉しいわ! 愛する旦那様と子供達に囲まれて生活できるん
ですもの! こんなに幸せな事はないじゃない!』
『・・・アンタって子は!』
『これからは、独りで頑張ってねお姉ちゃん。』
『じゃあな、ゆな。』
『ママ、ばいばい!』
『・・・・・・』
私を平気で裏切った“元夫と実の妹をどんな事があっても許さない!”
いつの日か、この二人に復讐を固く私は心に決めた!
それと、愛する子供達を必ず奪い返してみせるわ!
最後までお読みいただきありがとうございます。